真壁瑞希
・・・はぁ
永吉昴
おはようございまーす
永吉昴
(ん?瑞希が独りでため息つきながら考え込んでる)
永吉昴
・・・・・・
永吉昴
お疲れ様でしたー
真壁瑞希
(ガシッ)永吉さんどうして帰ろうとするんですか?
永吉昴
うわぁ!離せ!よくわかんないけどけど本能的に嫌な予感しかしないんだよ!!
真壁瑞希
悩みがあるんです、聴いてください
永吉昴
嫌だ!
真壁瑞希
じゃあ一方的にお話しします
永吉昴
拒否権ねぇのかよ!
真壁瑞希
だって私達・・・
永吉昴
仲間だもんげ!
永吉昴
・・・ハッ!
真壁瑞希
ありがとうございます。実は先日百瀬さんと同じお仕事があったんですが
永吉昴
へぇ、莉緒とねえ(←諦めた)
真壁瑞希
ちょっと空き時間があったので暇つぶしに心理テストを出したんです
永吉昴
ふむふむ
真壁瑞希
『今日は貴方の大切な人と大事な約束の日です』
真壁瑞希
『しかし外は生憎の雨。貴方は傘を持って出かけることにしました』
真壁瑞希
『何色の傘を持っていきますか?直感で答えてください』
永吉昴
あー、ごめん瑞希。オレそのテスト知ってる
永吉昴
答えた傘の色が『それは貴方が勝負する時に履きたい下着の色です』ってやつだろ?
真壁瑞希
ご存知でしたか
真壁瑞希
ちなみに永吉さんは何色の傘がお好みですか?
永吉昴
言うわけねぇだろ!
真壁瑞希
そうですか、残念です
永吉昴
なんでだよ!今オレの勝負下着の色聞いてどうすんだ?!
真壁瑞希
ドキドキします
永吉昴
思春期か!
真壁瑞希
はい
永吉昴
ん?まぁ、そうか
永吉昴
いや、ちげーよ。今は莉緒の話だろ?!
真壁瑞希
すいません。永吉さんとのお喋りが楽しくて、つい
永吉昴
もういいよ。で、莉緒はなんて答えたんだ?
永吉昴
まぁ、莉緒のことだから『ビニール傘』とか平気で言っちまいそうだけどな
真壁瑞希
その答えは私も想定していました
真壁瑞希
むしろ、そんなレベルであればどれだけ良かったか・・・
永吉昴
な、なんて答えたんだよ?
真壁瑞希
・・・・・・
百瀬莉緒
(回想)傘?うーん
百瀬莉緒
(回想)私ならあえてささないかな
百瀬莉緒
(回想)ほら、水も滴るなんとやらって言うでしょ?
百瀬莉緒
(回想)雨に濡れた私は彼と相合傘で一気にいいムードに。どう?これが私の完璧なモテプランよ!
真壁瑞希
・・・・・・
永吉昴
・・・・・・なんつうか、その、実に、莉緒、らしい、答えだな
真壁瑞希
幸い、そのあとすぐに撮影が始まって事なきを得ましたが
真壁瑞希
私は今日、百瀬さんにどんな顔であのテストの答えを伝えたらいいのかわからないんです・・・
百瀬莉緒
おはよー、もぅ、急に降ってくるんだもん、最悪だわー
永吉昴
ぎゃあ!出たぁ!
(台詞数: 50)