永吉昴
せん...せい...
真壁瑞希
P『おいッ!いくな!戻ってこい!』
永吉昴
せんせい...私、アイドルになりたかった...
真壁瑞希
P『いくなぁぁぁぁぁッ!』
真壁瑞希
P(手術後、彼女は急な発作でこの世を去った...)
真壁瑞希
P(周りは不幸な死だと言っていたが、俺にはそうは思えなかった)
真壁瑞希
P(真相を知るために俺は調査を始めた。だが、答えはすぐに見つかった)
真壁瑞希
P(彼女の執刀医が前日、大量の酒を飲んでいたことが分かったのだ)
真壁瑞希
P(完璧な...医療ミスだった...)
真壁瑞希
P(俺は院長にこのことを公表するべきだと直訴した。だが... )
真壁瑞希
P『院長!なんでこのことを公表しないんですか!』
音無小鳥
院長「...もし公表すれば、この病院はあとがない。分かってくれ」
真壁瑞希
P『だから嘘のカルテを作れと... 』
真壁瑞希
P『そんなのは、医者のすることじゃないッ!』
音無小鳥
院長「君は分かっていないようだが、これは仕方がないことなんだ」
音無小鳥
院長「いまこの病院が潰れたら、他の患者はどうなる?」
真壁瑞希
P『それは...』
音無小鳥
院長「全を生かすために一を捨てる...それがこの世界のルールだ」
真壁瑞希
P『...ふざけるな』
音無小鳥
院長「...何?」
真壁瑞希
P『なにが全を生かすためだ!それは責任を逃れたいアンタの言い訳だッ!』
真壁瑞希
P『俺は認めない。絶対に...! 』
音無小鳥
院長「どこに行くんだ!」
真壁瑞希
P『...今日かぎりで、俺はこの病院を辞めます』〈バタンッ!〉
真壁瑞希
P『俺は必ず見つけてみせる。邪心などない、美しい世界を...! 』
真壁瑞希
P(俺は旅に出た。だが、そこで見たものは...)
真壁瑞希
P(俺は旅に出た。だが、そこで見たものは...地獄だった)
真壁瑞希
P(自らの保身のために部下を陥れる者...)
真壁瑞希
P(貧しい人を救うと言って多くの金を巻き上げる者...)
真壁瑞希
P(金持ちには十分な治療を受けさせ...)
真壁瑞希
P(金のない者を見捨てる者...)
真壁瑞希
P(嘘、嫉妬、妬み、陰謀、怨み... )
真壁瑞希
P(世界は、俺が思っている以上に醜かった...)
真壁瑞希
P(この世界を俺は美しいものに直したい)
真壁瑞希
P(だが、俺はあまりに無力だった...)
真壁瑞希
P(そんなときだ。奴が接触してきたのは...)
音無小鳥
?「世界を変えたくはないか?」
真壁瑞希
P『...誰だ」
音無小鳥
?「私は...悪魔とでも言っておこう。お前にチャンスをやろう」
真壁瑞希
P『...チャンス?』
音無小鳥
?「この世界は悪意に満ちている。だが、今のお前には世界を変える力などない」
音無小鳥
?「だがもし、我々の仲間になるのなら、世界を変える力をお前にやろう...」
真壁瑞希
P『...本当だな?』
音無小鳥
?「ああ。そのかわり、お前には人を捨ててもらう。新たな世界の創造のために...』
真壁瑞希
P『...この世界にはもう、善意など残っていない。あるのは、悪意だけだ』
真壁瑞希
P『だがその悪意を永遠に消せるのなら、俺はどうなってもいい』
真壁瑞希
P『俺は...人としての感情を捨てる。世界のためなら、この手を血で染めても構わない』
音無小鳥
?「ククッ、交渉、成立だ」
真壁瑞希
P(こうして俺はバダンの一員になった)
真壁瑞希
P(人としての感情。そして、彼女の笑顔を忘れることで... )
(台詞数: 50)