百瀬莉緒
P『くっ……なんということだ……財布の中…入ってないとは…!』
百瀬莉緒
『今こそ必要とする状況なのにそれが無いとは……金銭管理力の無さに嘆いてしまう!』
百瀬莉緒
『いやもっと財布の中を探せば…!』
百瀬莉緒
(ガチャ)おはよっ!あ、プロデューサーくん、今日も元気?
百瀬莉緒
『あ、莉緒。おはよう…』
百瀬莉緒
『あ、莉緒。おはよう…ハッ!!』
百瀬莉緒
ん?どうかしたの?
百瀬莉緒
『…莉緒なら大丈夫か……。頼みがあるんだけど……』
百瀬莉緒
私に頼み?
百瀬莉緒
私に頼み?プロデューサーくんの頼みなら聞かない訳にはいかないわね。なぁに?
百瀬莉緒
『お金を…貸して欲しいんだ……』
百瀬莉緒
お金、かぁ……。う~ん。
百瀬莉緒
『突然お金を貸してくれと言われたら困るのはわかるが、これは莉緒にしか頼めないんだ……』
百瀬莉緒
私にしか、って…プロデューサーくん、今お金ピンチなの?
百瀬莉緒
『まったく無いって訳じゃないんだが、今相当ピンチだ。かなり焦ってる』
百瀬莉緒
お金なら伊織ちゃんに相談すれば…って言っても言い辛いわよね。子供相手だし。
百瀬莉緒
しょうがない!ここはお姉さまが出してあげますか!
百瀬莉緒
しょうがない!ここはお姉さまが出してあげますか!…あんまり金額が大きいのは無理だけど。
百瀬莉緒
『ありがとう!助かるよ!金額は莉緒が思ってるほどじゃないから大丈夫だ!』
百瀬莉緒
そう?じゃあお財布出してっと。それで、いくら?
百瀬莉緒
『10円!』
百瀬莉緒
は?
百瀬莉緒
『10円でいいんだ。このスクラッチを削りたいのに小銭が空でさ。期限が今日までだからな~』
百瀬莉緒
いやちょっと待って。10円なら私にしか頼めないなんて言わなくてもいいんじゃないの?
百瀬莉緒
『いやぁ、他の子から10円借りるとなると、呆れられそうでさ。莉緒なら快く貸してくれそうで』
百瀬莉緒
だったら最初から10円貸してって言いなさーい!!スクラッチの期限的にピンチってことね!!!
百瀬莉緒
まったくもう……えっと10円はっと…
百瀬莉緒
…………。
百瀬莉緒
『莉緒?』
百瀬莉緒
ごめんプロデューサーくん!私も小銭すっからかんだったわ!
百瀬莉緒
『その展開は予想外だった!!!仕方ない、爪で削るか……しかし変なところが似るな俺たち…』
百瀬莉緒
だったら最初からそうしなさーいっ!!!指汚れるけどさっ!!!似るのは嬉しいけど。
(台詞数: 32)