百瀬莉緒
志狼くん志狼くん、ちょっといいかしら?
百瀬莉緒
志狼「ん?なに、莉緒姉…かーちゃん」
百瀬莉緒
よく言えました♪でね、単刀直入に言うけど、ありすちゃんの事どう思ってるの?
百瀬莉緒
志狼「あいつ?頭良いからって自慢するし、ツンツンしてるからなんかムカつくっていうか」
百瀬莉緒
志狼「オレの事バカにしてる感じだぜ」
百瀬莉緒
なるほどねー。でもあの子だって甘えん坊なところもあるのよ?知ってた?
百瀬莉緒
志狼「あ、知ってる!ありすのかーちゃんに会った時スゲー泣いてたな!」
百瀬莉緒
普段はタブレット持って博学的な感じな子だけど、まだまだ可愛い方よ♪
百瀬莉緒
志狼くんだって、親と一緒にいたら嬉しいでしょ?
百瀬莉緒
志狼「まぁ…確かにな!」
百瀬莉緒
…あの子ね、ずっと一人だったらしいわよ?親は仕事で殆ど家にいないみたいよ。
百瀬莉緒
志狼「…え?マジ?」
百瀬莉緒
マジよマジ。これは真剣。だからあんな頑固になったのかもしれないわね。
百瀬莉緒
私それ知った時、ありすちゃんの親に直々に挨拶してできるだけ傍にいなさい!って渇ったわよ。
百瀬莉緒
そりゃあ仕事も大事だろうけど、子供を困らせるような事だけはしないでほしいものよ。
百瀬莉緒
志狼「…そっか、ありす、辛かったのか。あんなに怒ってたのってそういうことなのか」
百瀬莉緒
あくまで、だけどありすちゃんが素直じゃないのはそれに一致してると思うのよ。
百瀬莉緒
ま、だから志狼くん、仲良くしてあげなさい?ビッグな大人になりたいならそれができないと♪
百瀬莉緒
志狼「…そっか、そうだよな!だったらオレが励ましてやる!」
百瀬莉緒
ふふ、その調子よ♪私もサポートしてあげるから!
百瀬莉緒
志狼「ところでさ、かーちゃんめひょーのポーズ得意なんだろ?教えてくれよ!」
百瀬莉緒
いいわよいいわよ♪大歓迎♪
百瀬莉緒
【その頃】道夫「…なるほど、あまりこの番組にのりきではなかったのはその事か」
百瀬莉緒
ありす「…はい、元々私の親は、優秀で、家に殆どいませんでしたから、馴染めなくて」
百瀬莉緒
道夫「それが、今のありす君の性格になった、というわけか。…それはまずい事だな」
百瀬莉緒
ありす「でも、親とは改心しました!それと橘です!」
百瀬莉緒
道夫「いや、ありす君、君にはまだ改善しきれていない点がある。それは対人関係だ」
百瀬莉緒
道夫「志狼君と度々会えばお互い衝突し合うのは日常的。それは何故か解るかね?」
百瀬莉緒
ありす「…それは、志狼さんのあの態度がいけないからですよ」
百瀬莉緒
道夫「君も同じ事だ。君は志狼君と違い、頭がいい。だが彼はとても素直だ」
百瀬莉緒
道夫「だがありす君、君はまだそれを欠けている。それでは幾ら頭脳派でも解決できはしない」
百瀬莉緒
道夫「莉緒君は丁度、志狼君にありす君の気持ちを伝えてるはず。君のその頑固なところを、」
百瀬莉緒
道夫「少しでもいい。素直になってほしい。そして志狼君と仲良くしてほしい。君ならできるね?」
百瀬莉緒
ありす「…そうですね、いつまでも頑固だと、衝突するばかりですし、精進致します」
百瀬莉緒
ありす「硲さん、いえ、お父さん、ありがとうございます。仲良くしてみせます」
百瀬莉緒
道夫「うむ、その意気だ。きっと彼も同じ思いのはずだ。行ってきなさい」
百瀬莉緒
【数分後】…あら?お互いお説教タイムだったようね♪どう?あの子は。
百瀬莉緒
道夫「問題ない。見たまえ、丁度話し合っている」
百瀬莉緒
…ふふ、ミニライブ本番前にお互い和解したそうね♪いい感じよ。
百瀬莉緒
子供って不思議ね。親の育て方でこんなに差が違うもの。
百瀬莉緒
道夫「あぁ、私達に出来ることは、教育という助言と、見届ける事、時には優しく接する事だ」
百瀬莉緒
…貴方が一番頭が堅そうと思うけどなー。
百瀬莉緒
道夫「そうかね?」
百瀬莉緒
うふふ♪私頭悪いから解んないけど、こういうのには手慣れてるわよ♪
(台詞数: 44)