百瀬莉緒
アイストーネード!
百瀬莉緒
フリーズランサー!
百瀬莉緒
フリージングコフィン!
黒井社長
イフリート「フン!」(ジュワ〜)
百瀬莉緒
やっぱダメか…届く前に氷が熱で溶けて水になっちゃう…
黒井社長
イフリート「たかが妖怪風情が俺にかなうとでも思ったか!」
百瀬莉緒
あら、アンタ喋れたのね。
黒井社長
イフリート「本来ならお前のような小者など相手にしないのだがな…」
百瀬莉緒
本当?だったら見逃してくれないかしらね。
黒井社長
イフリート「無理だな。召喚主の願いは叶えないといけないからな」
百瀬莉緒
「願い」じゃなくて「命令」でしょ?上位精霊が情け無いわね。
黒井社長
イフリート「貴様、俺を愚弄する気か!」
百瀬莉緒
見た目は炎を纏った上半身だけの筋肉ムキムキなおっさんだからね〜。ぶっちゃけキモいわ〜。
黒井社長
イフリート「貴様…楽に死ねると思うなよ」
百瀬莉緒
あら、こっちも死ぬつもりはないわよ。
黒井社長
イフリート「ほぅ。たかが妖怪のくせに俺に勝つつもりか?片腹痛いわ!」
百瀬莉緒
無理でしょうね。一介の妖怪風情が上位精霊に勝つことはね。
黒井社長
イフリート「おや、自分の立場が分かっているじゃないか。下っ端妖怪にしては賢いな」
百瀬莉緒
今の自分の立場が分かっていないのはアンタじゃないかしら?
黒井社長
イフリート「なんだと?」
百瀬莉緒
自分の足元…アンタ足無いけど…床を見て何か気付かない?
黒井社長
イフリート「床?そんなの見るまでもない。お前の氷を溶かしてやって出来た水しかないだろうが」
百瀬莉緒
あら、アンタ上位精霊なのに知らないの?水は凍らせればまた氷になるのよ。
黒井社長
イフリート「貴様、また俺を愚弄するつもりか!…ん、氷だと?」
百瀬莉緒
そ、足元をよく見てみなさいよ。
黒井社長
イフリート「これは…氷で出来た魔法陣?しかもこの紋様は、まさか…」
百瀬莉緒
イフリート、アンタ私が格下だからって油断しすぎるから足元をすくわれるのよ。
百瀬莉緒
ま、アンタにはすくうべき足が無いけどね〜。
黒井社長
イフリート「貴様、まさか最初からこれが狙いだったのか。自分では俺に勝てないからと…」
百瀬莉緒
ふふふ。さあ、我が召喚に応じよ、偉大なる氷の上位精霊セルシウス!
黒井社長
イフリート「やはり…だが何故だ?ただの妖怪風情が上位精霊召喚など出来るはずは無い」
黒井社長
イフリート「そんな事が出来るのは…族長クラスのはずだぞ⁉︎」
百瀬莉緒
族長なんてダサい言い方ね。みんなからは女王様って呼ばれてたわよ。
黒井社長
女王だと?貴様、雪女の族長だったのか⁉︎
百瀬莉緒
ま、結婚して引退したから元女王だけどね。
百瀬莉緒
さて、セルシウス。コイツをどうにかしてちょうだい。
黒井社長
セルシウス「了解した、莉緒」
黒井社長
イフリート「くっ…」
百瀬莉緒
火と氷の上位精霊の戦い…千日戦争か相打ちになりそうね。
黒井社長
セルシウス「久しぶりに会ったと思ったら目が曇ったか、莉緒?私がこやつと互角などと…」
黒井社長
イフリート「何を!それはこっちのセリフだ‼︎」
百瀬莉緒
始まったわね。ここにいると巻き添えを食いそうだから避難しないと…
百瀬莉緒
……
百瀬莉緒
ふぅ、ここまで来れば大丈夫かしらね。
百瀬莉緒
はぁ…疲れたぁ。(バタリ)
百瀬莉緒
久しぶりにセルシウス召喚をやったけど…やっぱり体力も魔力も根こそぎ持ってかれるわ〜。
百瀬莉緒
でもイフリートで良かったわ。私が召喚出来る上位精霊はセルシウスだけだからね。
百瀬莉緒
水のウンディーネならともかく風のシルフや土のノームだったらお手上げだったわよ…
百瀬莉緒
はぁ…この勝負、負けてはいないけど私も身動き取れないから勝ちとも言えないわね。
百瀬莉緒
ま、後は春香ちゃん達に任せましょ。
(台詞数: 50)