百瀬莉緒
今でも信じられないよ……
百瀬莉緒
この私が、こんな大勢の人たちに見守られているなんて……
百瀬莉緒
私は数年前まで普通の大学生だった
百瀬莉緒
今でこそセクシーな服を着て、明るい髪色にしているけど
百瀬莉緒
当時はこれより少し……いえ、かなり地味な服装と髪型だった……
百瀬莉緒
スタイルはいい方だと自覚していたけど、どこか自分をさらけ出せなかったのよね……
百瀬莉緒
え?意外だった?
百瀬莉緒
そりゃそうよね……当時の姿をプロデューサーくん見てないから……
百瀬莉緒
普通に大学に行って、普通に授業を受けて、普通に卒業して……
百瀬莉緒
普通の会社に就職して、ごく普通の一般人として生活するものだと思っていた……
百瀬莉緒
芸能界に?全然興味なかったわ……ましてや、この歳からアイドル目指そうなんて……
百瀬莉緒
だけどある年の学園祭……
百瀬莉緒
私はミスコンに参加させられていた……
百瀬莉緒
ノリノリで出るわけないでしょ?参加者が少なかったから、数合わせで出場させられたのよ!
百瀬莉緒
周りの友達は私以上に気合いが入っちゃって、メイクとかヘアカラーとか勝手に弄られちゃって……
百瀬莉緒
気がつきゃこの状態よ……ビューティーコロシアムも真っ青ね……
百瀬莉緒
「もうどうにでもなれ!」って感じで舞台に上がったわよ……
百瀬莉緒
どうせ私に声援なんてないんだろうって思ってたから……
百瀬莉緒
そしたら、みんな私を見てくれてた……普通の大学生の私を見てくれてた……
百瀬莉緒
今までスポットライトを浴びたことがなかったからかな?それがすごく新鮮で……
百瀬莉緒
すごく……気持ちよかった……
百瀬莉緒
普通じゃない生活も……悪くないかなって思ったの
百瀬莉緒
ミスコンの結果?優勝出来るはずないでしょ?アナウンサー志望の綺麗な子がいたし……
百瀬莉緒
ていうか、その時現場にいたでしょ、プロデューサーくん!
百瀬莉緒
ミスコン終了後、プロデューサーくんはすぐに私に声をかけてくれたよね
百瀬莉緒
あの時の気持ちよさ……そしてプロデューサーくんとの出会いが……
百瀬莉緒
今の私を生み出したんだよ
百瀬莉緒
覚えてるかな、プロデューサーくん
百瀬莉緒
あの文化祭が開催された日の日付
百瀬莉緒
そう、11月21日……
百瀬莉緒
私、百瀬莉緒の誕生日であり
百瀬莉緒
アイドル、百瀬莉緒の誕生日でもあるんだよ……
百瀬莉緒
アイドルを誕生させた責任、絶対取ってもらうからね!
(台詞数: 33)