百瀬莉緒
あのね、私よくそう見られるけどそんなんじゃないから。そもそも仕事中だし。じゃあね。
百瀬莉緒
え?何だっていいでしょ。ただのOLよ。
百瀬莉緒
またあなた?よく会うわね。え、仕事楽しいかって?
百瀬莉緒
あのね、自慢じゃないけど私、学生時代その手の誘いは散々受けてるの。
百瀬莉緒
その時の方がもうちょっとましな誘い方してたわよ?あなたのはミエミエ。
百瀬莉緒
じゃあ何でOLやってるかって?簡単よ、興味無いの。じゃあね。
百瀬莉緒
あらあなた、まだこんなやり方で探してるのね。どう、誰か見つけた?
百瀬莉緒
....へえ、その子ならテレビで見た事あるわ。....本当にあなたが?
百瀬莉緒
だって、あなたどう見ても芸能界の人に見えないもの。あ、写真。ふうん、本当なのね。
百瀬莉緒
ああ、名刺は結構よ。それじゃ頑張って。まあもう会わないでしょうけど。
百瀬莉緒
こうよく会うと、少しは親しみみたいなのも湧くわね。悪縁とでも言うのかしら?
百瀬莉緒
何よ?
百瀬莉緒
....ええ、つまらないわ。
百瀬莉緒
直接的なセクハラはまだまし。愛人の話を持ちかけるトンデモなのもいるわ。
百瀬莉緒
でも、同性の方が酷いわよ?気がつけば私は会社では有名なビッチになってるんだもの、驚くわ。
百瀬莉緒
芸能界だって似たり寄ったりでしょ?安定してる分、こっちが少しだけマシよね。
百瀬莉緒
....ふーん、どうだか。ま、これだけ誘ってもらったんだし、一応場所だけでも控えておくわ。
百瀬莉緒
何よ、いいでしょ別に。昼から飲んでたって。あなたに関係ないじゃない。
百瀬莉緒
え?仕事?どうだっていいでしょ?ええそうよ、
百瀬莉緒
辞めたわ。更衣室で盗難騒ぎがあって、私が犯人なんですって。その責任とやらよ。
百瀬莉緒
さあ?ストレスのせいで無意識に盗んだのかしら?枕契約を断った取引先の仕業かもしれないし、
百瀬莉緒
悪口にうんざりして反論したお局の皆様の団結心のなせる業かもね。
百瀬莉緒
うるさいわね。ほっときなさいよ。
百瀬莉緒
悪縁?ああ、前に私が言ったんだっけ。よく覚えてたわね。....え、何?
百瀬莉緒
....傷心の相手を慰めて、話を持ちかける、か。今回は上手く行ったじゃないの。
百瀬莉緒
ま、あなたの手腕というよりタイミングのおかげでしょうけど。
百瀬莉緒
そういう縁もある?ふふっ、そうかもね。とりあえず、あなたの話に乗ってあげる。
百瀬莉緒
再就職先としては不安だけどね。これからよろしく、マネージャーさん。え?
百瀬莉緒
マネージャーじゃなくてプロデューサー?ふーん。なんかイメージと違うわね。
百瀬莉緒
あなた、悪いけどそんな偉そうな肩書の人には見えないわね。まあいいけど。
百瀬莉緒
それじゃ、改めてよろしくね?
百瀬莉緒
プロデューサー君。
百瀬莉緒
ふふっ。なんかあなたって、こう呼ぶのが一番ぴったりじゃない?
百瀬莉緒
ええ、とにかくやってみるわ。少なくとも、仕事が楽しいと思えるようになるまではね。
百瀬莉緒
だから、プロデューサー君もしっかり私をプロデュースしてね?
(台詞数: 35)