如月千早
やよい「これなら春香さん、美希さんに勝てそうですね!」
如月千早
この調子でいけば……ですけどね
如月千早
(“天才”相手にどこまでやれるか……お手並み拝見させて頂きますよ、天海さん)
星井美希
そう言えばキミの名前、天海春香って言うんだよね?
天海春香
……そうだけど?
星井美希
どこかで見たことあると思ったら、765プロでミキと同じユニットになる人だったんだね
天海春香
……それが何か?
星井美希
ミキがいなくなったってことは、ユニットが1人足りなくなったハズだけど、あの後どうなったの?
星井美希
ここにいるってことは、誰か他の人と一緒にユニット組んだんだよね?
天海春香
……答えるつもりは無いね。そこまで考えておきながら出て行った、あなたなんかに
星井美希
む……イジワルなの
天海春香
何とでも言うといいよ。私は今、あなたに勝つ事しか考えてないからね!
天海春香
ヒトカゲ、ひのこ!
星井美希
カモネギ、すなかけ!
如月千早
やよい「春香さーん!頑張ってくださーい!」
如月千早
(今は天海さんが流れを掴んでいる……まぁ、そもそも美希は普段、本気を出さないけれど……)
如月千早
(一度スイッチが入ったら……)
星井美希
……あふぅ。眠いし、そろそろ終わりにするの。カモネギ、みだれづき!
天海春香
っ!きた。ヒトカゲ、えんまく!
星井美希
?
如月千早
やよい「ヒトカゲ、普段はあんな技使ってこなかったハズじゃあ……」
如月千早
一体、いつの間に?
天海春香
(真美のブビィに教えてもらったえんまく……上手くいったみたいだね)
天海春香
(年下に教わるなんて……とは、言ってられないからね)
天海春香
(この日のために特訓したかいは、あったかな)
天海春香
ヒトカゲ、もう1回えんまく!
如月千早
やよい「わー、スタジアムが真っ黒ですー。これじゃカモネギは、前が見えないんじゃあ……」
如月千早
………………
星井美希
……な~んかガッカリなの。カモネギのこと、何にも分かってないんだね
天海春香
?
星井美希
カモネギ、どくづき!
天海春香
ヒトカゲ!?
如月千早
やよい「っ!?どうなってるんですか!?カモネギにえんまくが効いてません!」
如月千早
(慢心しましたね、天海さん。美希にその程度の小細工は、通用しませんよ)
天海春香
……どうして?
星井美希
知ってる?カモネギがいつも持ってるクキ……これ、とっても大事な物なの
星井美希
だから、その大事なクキを守るために……カモネギの中には、敵をすぐに見つけられるように……
星井美希
“するどいめ”を持ってる子がいるの
天海春香
っ!
如月千早
(美希が“天才”と呼ばれる理由……それは単に、バトルセンスの良さだけじゃない)
如月千早
(ポケモンの習性や特性……果ては、ポケモンの長所や短所を素早く見抜く……)
如月千早
(常人離れした観察力。それが、あの子が天才と呼ばれる理由……)
天海春香
そんな……
星井美希
するどいめを持ってるカモネギに、えんまくなんて効かないよ?まぁ……
星井美希
そっちの……“かいひりつ”?それを上げても、ミキのカモネギにはかんけーないけどね
星井美希
カモネギ、つばめがえし!
天海春香
ヒトカゲ!
星井美希
……あふぅ。思ったより時間かかっちゃったけど、これでようやくお昼寝できるの
天海春香
………………
天海春香
審判「ヒトカゲ、戦闘不能!よって勝者、星井美希!」
(台詞数: 50)