永吉昴
う~ん…『大陸人形史』、『大陸人形史』と…ねぇなぁ…そっちはどうだミズキ?
真壁瑞希
こちらも……………ありませんね…
永吉昴
そか…団長、こっちにはありません!
天海春香
そっかぁ…私2階を見てくるから、2人はもう少し1階を探してみてくれる?
真壁瑞希
わかりました。………がんばるぞ
永吉昴
《この間の団長襲撃事件の後、大人しくてた団長だが、急にオレとミズキに協力を求めて来た》
永吉昴
《なんでも、ある1冊の本を探して欲しいらしい。その名も『大陸人形史』》
永吉昴
《正直オレは教養とかそういうのは殆んど無いが…まぁ、探し物くらいなら手伝えるだろう》
永吉昴
よし、ミズキ、こうなりゃしらみ潰しだ!まずこの一角から探そうぜ!
真壁瑞希
一ヶ所一ヶ所確実に…ですね
永吉昴
《オレとミズキは、左右の本棚を背中合わせになって、お目当ての本を探す…だが…》
永吉昴
(…あれ?そういや、コイツと戦以外でちゃんと話した事あったっけ…?)
永吉昴
《そう、改めて考えると、オレとミズキは共に団長の副官の立場だが、互いを良く知らないのだ》
永吉昴
《ここは黙々と探すより、話しながら探して深交を深めた方が後々のためではないだろうか?》
永吉昴
(…よ、よし…!)
真壁瑞希
そういえばスバルさん
永吉昴
うおっ!?…な、なんだよ?
永吉昴
《話しかけようとした瞬間に先に話しかけられてしまった》
真壁瑞希
スバルさんは何故ハルカさんの配下に?
真壁瑞希
失礼ですが、スバルさんの戦術基板は、騎士団の基礎ではなく、我流の物とお見受けしましたので…
永吉昴
…へえ、鋭いな…当たりさ。オレは元々騎士の家系でも、この国出身でもねえ
永吉昴
オレは北のルオヤン帝国出身でよ…地元じゃ敵無しの腕自慢だったのさ
永吉昴
で、地元に閉じ籠ってるのに飽きて、大陸を巡る旅に出たんだよ
真壁瑞希
なるほど、武者修行ですね。…かっこいい
永吉昴
…ああ、最初は腕研きと、見聞を広めるって目的だったんだけどな…
永吉昴
《…もしもあの頃の自分に会えるなら、思い切りぶん殴ってやりたい記憶が蘇る》
真壁瑞希
…?何があったのですか?
永吉昴
あー…まぁあれだ…行く先々で勝ちまくったせいでその…オレん中に驕りが生まれちまってよ
永吉昴
…いつの間にか、負かした相手から持ち物を奪う、追い剥ぎみたいな事してた
真壁瑞希
スバルさんがですか?…今のスバルさんからは想像出来ませんね
永吉昴
強い奴は戦利品を得て当たり前…そんな思い込みが生まれたのさ…天狗になるって奴だ
永吉昴
《苦戦する事も無く、各地の腕自慢達を叩きのめす内に芽生えた勘違い…バカもいいとこだった》
永吉昴
…で、そんな事してる内にこの国に流れ着いて…団長に出会って、いつものように勝負を挑んだ
永吉昴
ま、結果は言うまでもないよな…。そろそろミズキの事も聞かせてくれよ
真壁瑞希
私ですか?…私は、街角で手品師として生計を立てていたんです
真壁瑞希
ある時、炎魔法を使った手品をしている時に、ハルカさんに専属魔道師としてスカウトされたんです
永吉昴
炎魔法…そういや得意だよなお前
真壁瑞希
…実を言いますと、私、元々炎の巫女志望だったんです。…最終的に選ばれたのは他の人でしたが…
永吉昴
巫女の最終試験まで残ったのか!?あれ結構な人数が参加して、最後は2人の力比べになるんだろ?
真壁瑞希
ええ。それなりに自信はあったのですが…相手の方が適性は上でした
真壁瑞希
…でも、私はあの結果でも良かったと思っています。あの人の方が熱意も覚悟も上回っていましたし
永吉昴
へえ…そんなすげえ奴だったのか相手
真壁瑞希
はい。巫女によほどの思い入れがあったのでしょう…凄まじい力と信念を感じました
永吉昴
…お前も色々あったんだなぁ…
真壁瑞希
でも、おかげでハルカさんやスバルさんに会えました。…そう思うと嬉しいな
永吉昴
お、おう………オレも…そう思う。…ん?これは…
永吉昴
おい、ミズキ!団長の探してる本てこれじゃねえか!?
真壁瑞希
…『大陸人形史』…間違いありません、これです…!
永吉昴
よっしゃ!早く団長に見せに行こうぜ、ミズキ!
真壁瑞希
はい!行きましょうスバルさん…!
(台詞数: 50)