永吉昴
ふぅ、オレの荷物はこんなもんでいいかな。
永吉昴
でも、母さんも思い切った事するよな。アローラ地方のポケモンを見て感動したからって、
永吉昴
すぐに引っ越すなんて言い出すんだもんなー。まぁオレもアローラ地方には興味はあったけどさ。
永吉昴
ピピッ……お?何だ?パソコンに着信が…あ!アローラ地方のポケモン博士からの連絡だ!
永吉昴
そうだそうだ、今日連絡くれるって言ってたもんなー。はいはい、今出ますよーっと…ピピッ
永吉昴
博士「んー…ちょっと待って。カメラオッケー?……やぁこんばんは!」
永吉昴
博士「僕がアローラ地方でポケモンを研究してる、ウツボだよ!よろしくね!」
永吉昴
あぁ、よろしくウツボ博士!オレはスバルって言うんだ。そっち行ったらよろしくな!
永吉昴
ウツボ「スバル…スバル女史だね!うん、10まんボルトのように痺れる名前だね!はっはっは!」
永吉昴
そ、そう?大袈裟だな……でも博士、話には聞いてたけど本当に真っ黒なんだな。さすが南国。
永吉昴
博士「いやはやそれほどでも。アローラにはいつもサンサンと太陽が降り注ぐからね!」
永吉昴
博士「それではスバル女史、君達が数ヵ月後に住むことになるアローラ地方の事だが……」
永吉昴
アローラ地方は、いくつかの島が集まって出来ている地方で、そのせいか珍しいポケモンが多い!
永吉昴
……だろ?ガイドブックに乗ってたぜ?それ以外もちゃんと勉強してきてるからな!
永吉昴
博士「おぉさすがだねぇスバル女史!だけどもう1つ大きな特色があるんだ。それは……」
永吉昴
博士「強くて美しい女性トレーナーが多い!かな。アローラ地方から全世界で活躍する」
永吉昴
博士「アイドルのようなトレーナーを多数排出してるんだ。スバル女史も知ってるだろ?」
永吉昴
おー、そうだった!テレビとかでもアローラ出身の娘よく見るよ!みんなキレイだよなー!
永吉昴
博士「そう!彼女達のポケモンと共に輝く姿は美しい!そんなトレーナーといるポケモン達も」
永吉昴
博士「幸せになれる!……僕はそういうトレーナーを生み出していきたいんだ」
永吉昴
博士「そして僕の見立てだとスバル女史も、そういった素質があるんじゃないかと思うよ!」
永吉昴
いやいや……だから大袈裟だって。オレみたいなのはああいうキラキラした人達とは違うんだ。
永吉昴
それにぜんぜん女っぽくないし…オレはポケモンと一緒に野球とかしてたいんだよ。
永吉昴
博士「んー、なるほど。野球!野球か…良いじゃないか!トレーナーで野球少女でアイドル!」
永吉昴
だ、だから……まぁいいか。じゃあ博士、そっち行ったら母さん共々よろしくな。
永吉昴
博士「お!そうだね!じゃ、君の到着を楽しみに待ってるね!!」ピピッ
永吉昴
ウツボ博士か……ちょっと変わってたけど、楽しそうな人だったな。
永吉昴
アローラでの生活も、楽しくなりそうだな!やばっ、すげー楽しみになってきた!
永吉昴
スバル母「スバルー!ちょっとメーちゃんと一緒に荷物まとめるの手伝って!」
永吉昴
おー、今行くー……っと、ガイドブックも落としちゃった。ペラッ
永吉昴
あ、そういえばこれ聞いてなかったな……エーテル財団って所。ポケモンを保護してるらしいけど。
永吉昴
写真に写ってる財団の代表の女の人、すげー美人なんだよなー。これもアローラだからかな。
永吉昴
オレもアローラに行ったらこんな美人でキレイな……
永吉昴
オレもアローラに行ったらこんな美人でキレイな……ないない。キャラじゃないよな。今行くよー!
永吉昴
(……)
永吉昴
(……ガイドブックのエーテル財団のページが開かれたままになっている)
永吉昴
『エーテル財団 傷付いたポケモンの保護を目的とした慈善団体』
永吉昴
『エーテル財団代表 チヅル』
(台詞数: 38)