永吉昴(18歳)
BGM
プリムラ
脚本家
kyunpo
投稿日時
2017-01-03 00:32:46

脚本家コメント
すばるん高校3年生の妄想です。誕生日演出、親愛演出を見ていない人は是非見てください。すばるんマジ乙女
人称は「オレ」から「私」に。ただちょっとした弾みでオレと言ってしまうこともあるようです。
成長した昴はすっかりプロデューサーに恋する乙女。女の子らしさに磨きがかかりました。
以前から無自覚な告白をすることがありましたが、最近では積極的にアピールするように。
そんな昴のある日のお話です。

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永吉昴
「へへっ。どう?懐かしいでしょ」
永吉昴
偶然にも15歳の頃の衣装を見つけた私。つい嬉しくなり、袖を通してみたんだけど……。
永吉昴
「どう?可愛い?」
永吉昴
そう言って色んなポーズを取ろうとすると、少しの違和感。
永吉昴
「うーん、やっぱりちょっと小さいなー」
永吉昴
「そりゃそうか。身長も少し伸びたし。それに……」
永吉昴
『それに?』とプロデューサー。
永吉昴
「それに、胸とかお尻とかも……」
永吉昴
「…
永吉昴
「……」
永吉昴
「ダメ!プロデューサー。まじまじ見られるとさすがにハズい!」
永吉昴
『す、すまん』と謝りながら視線を逸らすプロデューサー。
永吉昴
「……」
永吉昴
「エッチ」
永吉昴
(絶対わかってて言ったな……)
永吉昴
アイドルのスリーサイズは把握してるはずだし。
永吉昴
「ダメ。怒った」
永吉昴
「もうお弁当作ってきてあげない」
永吉昴
拗ねたフリをすると、『そこをなんとか!』と手を合わせてきた。
永吉昴
「それじゃあ……」
永吉昴
「今度、
永吉昴
「今度、デートしてくれる?」
永吉昴
「……え、いいの?」
永吉昴
「やった!ゆびきりげんまーん!」
永吉昴
思わずプロデューサーの手を取って指切りを始める。嬉しいんだから仕方ない。
永吉昴
「約束……だからね?」
永吉昴
念を押して、指を切ろうとするけど……
永吉昴
(離したくないな……)
永吉昴
絡めた小指を切れないまま時間が過ぎる。
永吉昴
好きな人の手に触れているだけで、いつもよりもっとドキドキする。
永吉昴
『昴?』いつもと様子が違うのを感じ取ったプロデューサーに、名前を呼ばれた。
永吉昴
私は、一度絡めた小指を離した後、ちょっと強引にプロデューサーの手を開かせ……
永吉昴
全部の指と指とを絡ませた。
永吉昴
(恋人繋ぎ……しちゃった……)
永吉昴
「……まだ、感想を聞いてない」
永吉昴
可愛いって言って欲しい。
永吉昴
『ああ、可愛いよ。昴は昔から可愛い』と、プロデューサーが言ってくれた。
永吉昴
「あ、ありがと……。ハズいけど嬉しい……」
永吉昴
じゃあ、今と昔では?好きな人がどう思ってるのか、知りたい。
永吉昴
「ねえ……プロデューサー」
永吉昴
「私、女の子らしくなれたかな?」
永吉昴
「あの頃よりも、可愛い女の子になれたかな?」
永吉昴
「……
永吉昴
「……ほんとに?」
永吉昴
嬉しい。嬉しい。以前はヒミツって誤魔化したけど、もう隠せない。
永吉昴
「ありがと。だとしたら、それはプロデューサーのおかげだよ。だって……」
永吉昴
だって、私が女の子らしくなりたかったのは────
永吉昴
「ねえ、プロデューサー。
永吉昴
「ねえ、プロデューサー。もうちょっとだけ────」
永吉昴
「甘えてもいいかな?」

(台詞数: 50)