高槻やよい
審判「これより、1回戦第4試合を開始します。準備はよろしいですか?」
高槻やよい
はい!
四条貴音
何時でも構いません
四条貴音
審判「では、ポケモンを出してください」
高槻やよい
フシギダネ、いくよ!
四条貴音
お行きなさい、ヒードラン!
天海春香
また見た事ないポケモン……
天海春香
千早「………………」
高槻やよい
初めて見るポケモンです～
四条貴音
そうでしょうね。こちらでは、お目に掛かれないそうですから
四条貴音
審判「それでは……試合開始!」
高槻やよい
初めて見るポケモンでも、負けませんよー!フシギダネ、つるのムチ!
四条貴音
………………
高槻やよい
……当たったのに、全然効いてません
四条貴音
それは何故なのか……今からお教え致しましょう。ヒードラン、ねっぷう!
高槻やよい
ねっぷう!?フシギダネ、離れて!
天海春香
……「ねっぷう」を使っているという事は、あのポケモンって……
天海春香
千早「恐らく、ほのおタイプを持っているのでしょう……」
天海春香
(まさか……本当に、裏で誰か組み合わせを弄ってる?)
高槻やよい
つるのムチが効かないなら……フシギダネ、やどりぎのタネ!
四条貴音
……こちらの体力を、少しずつ削り取るつもりですか?しかし、このようなもの……
四条貴音
先に相手を倒してしまえば、問題ありません
高槻やよい
うぅ……フシギダネ、たいあたり!
四条貴音
ヒードラン、てっぺき!
高槻やよい
!?
天海春香
どういう事!?つるのムチもたいあたりも、全然効いてない!
天海春香
千早「恐らく、あのポケモン……タイプはほのおとはがねでしょう……」
天海春香
そんな……
四条貴音
今度は逃がしません……ヒードラン、ねっぷう!
高槻やよい
フシギダネ!
高槻やよい
………………
高槻やよい
審判「フシギダネ、戦闘不納!よって勝者、四条貴音!」
天海春香
い、一撃……そんな……!
天海春香
千早「相手が悪過ぎましたね。あんなポケモン相手に、フシギダネで勝つのは無理です……」
天海春香
(やっぱり伊織の言う通り、トーナメントの組み合わせを弄ってる人がいるの?)
天海春香
(……でも、向こうはこっちの手持ちを知らないハズ。もし、意図的に組み合わせを弄って……)
天海春香
(当たった相手が、千早ちゃんとやよいで逆だったら?初戦で当たったのが、私だったら?)
天海春香
(……分からない。変に疑うのはよそう。何事も無いのなら、それにこしたことは……)
天海春香
???「放せぇぇぇぇぇぇ!!」
(台詞数: 39)