永吉昴
なぁジュリア、この間、不思議な体験をしたんだ……。
ジュリア
なんだ?鏡でも見たのか?
永吉昴
ん?どゆこと?
ジュリア
流してくれてかまわねぇよ。
永吉昴
まぁいいや。あれは、先日プロデューサーに電話した時の事だ……。
永吉昴
ちょっと用があったからさ、夕方頃に電話をかけたんだ。
永吉昴
トゥルルルルルル
永吉昴
トゥルルルルルル トゥルルルルルル
永吉昴
いつもはすぐ出てくれるんだけどさ、その時は出なかったんだ。
永吉昴
トゥルルルルルル
永吉昴
トゥルルルルルル トゥルルルルルル
永吉昴
あまりに出なかったから
永吉昴
あまりに出なかったから「やだな〜
永吉昴
あまりに出なかったから「やだな〜 こわいな〜」そう思ったんだよ。
ジュリア
……………。
永吉昴
トゥルルルルルル
永吉昴
トゥルルルルルル トゥルルルルルル
永吉昴
どんだけ待ったかわからないけど、ようやくコール音が止まったんだ。
永吉昴
「あ、プロデューサー?あのさ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど……」
永吉昴
そう言った瞬間、プロデューサーとは違う声が聞こえてきたんだ……。
ジュリア
……………。
永吉昴
それは、よく聞いたら女性の声でさ……
永吉昴
俺が「あんただれ?プロデューサーは?」って聞いても、向こうは御構いなしに話しかけてくるんだ
永吉昴
そしたら急に
永吉昴
そしたら急に ピーーーー!!!
永吉昴
そしたら急に ピーーーー!!! って鳴ったから、「うわっ!」て言って電話を切ったんだ。
永吉昴
しばらくしてからもう一度かけたら、今度はちゃんとプロデューサーだったんだ……。
永吉昴
あの女性の声はなんだったんだろうなぁ。
永吉昴
なっ、不思議だろ?
ジュリア
……一応聞くけど、その女性が何て言ってたか覚えてるか?
永吉昴
えっとたしか……
永吉昴
「こちらは○○お留守番サービスです」
ジュリア
留守電のアナウンスだよそれ!!!
(台詞数: 33)