音無小鳥
P『「常に誰かのために尽くせ」... それが俺の父親の口癖だった』
音無小鳥
P『俺の父親は皆から慕われる医者だった。俗に言う、名医というやつだ』
音無小鳥
P『そんな父親の背中を見て育った俺も当然のように医者になった』
音無小鳥
P『これで俺も誰かのために尽くすことができる...そう考えていた』
音無小鳥
P『よっ、元気か?』
永吉昴
あっ先生!
音無小鳥
P(彼女は俺が医者になって初めて担当することになった患者だ)
音無小鳥
P(彼女は生まれつき心臓が弱く、幼いときから入退院を繰り返していたそうだ)
音無小鳥
P(だが彼女はそのことで落ち込まず、いつも誰かを笑顔にしてくれた... )
音無小鳥
P(当時初めてのことで緊張していた俺の心をほぐしてくれたのも、彼女だ)
音無小鳥
P(そのおかげで俺たちはすぐに仲良くなり、理想の関係を築くことができた)
永吉昴
先生!
音無小鳥
P『ん?どうした?』
永吉昴
私、病気が治ったらアイドルになりたいッ!
音無小鳥
アイドル?
永吉昴
うん!アイドルになって、みんなを幸せにしたい!
音無小鳥
P(生まれてからずっと誰かの助けを受けていたからだろう... )
音無小鳥
P(アイドルになって、みんなに恩返しをする... それは彼女らしい...優しい願いだった)
音無小鳥
P『そうか。なら、早く病気を治さないとな?』
永吉昴
うん!
音無小鳥
P(彼女の笑顔なら、多くの人を幸せにできる...俺はそう確信していた)
音無小鳥
P(だが、運命の歯車はこの時すでに動いていたことを、俺は知らなかった... )
音無小鳥
P(そしてその先にあるものも... )
(台詞数: 23)