天海春香
うーむ、どう見てもバキュラだね。しかも近付いて来てるし。
野々原茜
春香さん、周りを見てごらん。
天海春香
ん?
野々原茜
バキュラに周りを囲まれてるよ〜。
天海春香
あら…これってマズくない?
野々原茜
このままだとバキュラに押し潰されるんじゃない?
天海春香
えーと…確か256発当てればいいんだっけ?
野々原茜
それ都市伝説だよ。
天海春香
そうこうしている間にも距離が詰められてるね…
野々原茜
バキュラ破壊は至難の技だし…
天海春香
困ったね…
高木社長
アブラゼミ「ここは我等にお任せを!」
天海春香
アブラゼミ?
高木社長
アブラゼミ「我々蝉部隊の破壊音波なら破壊は無理でも足止めぐらいは出来るはずです」
高木社長
アブラゼミ「その間に皆さんはここを脱出して先に進んで下さい」
野々原茜
でもそれだとあんた達が危ないんじゃない?いつまでも足止め出来るわけじゃないんだし。
高木社長
アブラゼミ「その時は空中に逃げますよ。飛行は得意ではありませんが回避行動くらいは出来ます」
天海春香
でも…
高木社長
アブラゼミ「もう時間もありません。ここは任せて下さい。さ、早く」
天海春香
分かった。頼むわね。
高木社長
アブラゼミ「蝉部隊、全周囲に向けて破壊音波発射!」
野々原茜
お、バキュラの動きが鈍くなった。
天海春香
よし、今の内にバキュラ包囲網から脱出よ。
高木社長
アブラゼミ「お気をつけて…」
天海春香
あんた達もね…
天海春香
ーーーーーーーーーー
天海春香
何とか脱出出来たね。
野々原茜
そうだね〜。しかしあんな物までいるとはね…
天海春香
ま、ここまで来れば一息つけるかな…
高木社長
(ヒュン!)
天海春香
はへ?
野々原茜
何か今横切ったよ!
高木社長
(ヒュンヒュン!)
天海春香
うわっ!紙一重で避けたけど…服が切れた⁉︎
高木社長
?「ここから先に行かせんぞ!」
野々原茜
何か飛んでる!
天海春香
でも動きが早くて肉眼じゃ見えない…
高木社長
ゲジゲジ「こいつは…まさか…」
高木社長
フナムシ「スカイフィッシュか⁉︎」
高木社長
スカイフィッシュ「ほう、地べたを這いずる虫が俺を知っているか」
高木社長
ゲジゲジ「一時期話題になったが…」
高木社長
フナムシ「今では実在を否定されたUMAだな」
高木社長
スカイフィッシュ「何を!現にここにいるだろうが‼︎」
高木社長
ゲジゲジ「どうせ偽物だろう?」
高木社長
スカイフィッシュ「貴様ー!許さんぞー!地べたを這うことしか出来ない虫の分際で‼︎」
高木社長
フナムシ「なら勝負だ!」
天海春香
えーと、あんた達?
高木社長
ゲジゲジ「ここは我等に任せてどうぞお先に」
高木社長
フナムシ「あいつのスピードに対抗出来るのは我々しかいないでしょうから」
天海春香
確かに…じゃあ、任せるね…ってこればっかだね…
(台詞数: 50)