黒井社長
……もういっかい言ってみろ。
北上麗花
はい♪ 私、北上麗花はもっと楽しく歌いたいです♪
黒井社長
どうやったらそんな思考にたどり着くのかね?
黒井社長
この世界はビジネスだ。そんなくだらん感情で自分の思い通りになると思っているのかね?
北上麗花
折角のお仕事なんですから、もっと楽しまなきゃ勿体無いと思いますよ?
黒井社長
仕事に楽しいもクソもあるか。お前たちは言われた事だけをすればいいのだ。
北上麗花
む〜…どうしてもダメですか?
黒井社長
くどい! これ以上私に楯突くというのなr
北上麗花
わかりました♪ それじゃあ思い切ってやめます♪
黒井社長
ら、アイドルとしての活動を……って、ちょっと待て⁉︎ やめるだと?
北上麗花
はい。アイドル、やめます。
北上麗花
一番近くにいる人を楽しませる事も出来ない私なんて、アイドルには向いてなかったんですよね……
北上麗花
だから、思い切ってやめようかなって思ったんですけど……
黒井社長
……なぜ、そこまでこだわる?
黒井社長
……なぜ、そこまでこだわる? なぜそうまでして他人を気遣う?
北上麗花
気遣うって言うより、私は笑顔が見たいだけなんです。
北上麗花
色んな人の笑顔を見て、私も笑顔になって……
北上麗花
笑顔じゃ無い人がいたら、どうしても笑顔にしてあげたくて……
北上麗花
ただ、それだけの事です♪
黒井社長
……馬鹿馬鹿しい。そんなことが本当にできるとでもいうつもりか?
北上麗花
根拠は無いんですけど、多分出来ます♪ それに……
北上麗花
私一人で駄目でも、一緒に手伝ってくれる仲間がいます。
北上麗花
だから、きっと大丈夫です♪
黒井社長
そこまで言うのなら、見せて貰おうか。
黒井社長
次のアイドルフェスで、私を納得させることができたのなら、少しは認めてやってもいいだろう。
北上麗花
本当ですか? わーい♪
黒井社長
ただし! それができなかった場合は、私には逆らわんことだ。いいな?
北上麗花
わかりました♪ 絶対、黒井社長をニコニコ〜ってさせちゃいますからね♪
黒井社長
……
黒井社長
(大方、周防桃子の入れ知恵だろうが……
黒井社長
私としたことが、こんな下らん遊びに付き合うとはな。
黒井社長
アイドルを信じる…か。そんな物は必要無いのだ…絶対にな)
(台詞数: 32)