高木社長
ーーーアルヴィス、第2CDC
高木社長
真壁:麗花君、島の復旧作業はどこまで進んでいる?
北上麗花
ここ6日間の復旧作業で島の機能はほぼ回復しましたが、未だ手付かずのブロックもあります。
北上麗花
それに何より、人的被害が大きく………
高木社長
真壁:そうか………。
高木社長
真壁:………麗花君、ここはもういいから、今日は休みなさい。
北上麗花
え?ですが………
高木社長
真壁:敵が現れる兆候もない。私と溝口だけで大丈夫だ。………君も疲れているだろう?
北上麗花
じゃあ………そうします。
黒井社長
溝口:………流石に麗花ちゃんも、参っちまってるみたいだな。
高木社長
真壁:当然だろう。恋人が自分を守るために犠牲になったのだからな。
黒井社長
溝口:………昔のお前自身と重ねているのか?
高木社長
真壁:………。
黒井社長
溝口:………悪い、この話はやめるか。それより、本当に参加するのか?人類軍の最終決戦。
高木社長
真壁:敵は全地球規模で展開している。ミツヒロの話は本当だった。
黒井社長
溝口:なぁ真壁。あんな作戦、別に参加する必要なんてないだろ?今からでも取り消して………
高木社長
真壁:どのみち敵は地球を覆い尽くす。ならば、賭けでも北極のミールを叩くべきだろう。
黒井社長
溝口:そんなもん知るか!俺たちが盾になって、子供達を守ればいいだろ!
高木社長
真壁:志保は1人でも行くつもりだ。矢吹可奈の仇を取りに。
高木社長
真壁:あいつも長くはないだろう。千鶴先生の研究も間に合わん。
高木社長
真壁:最後の命の使い道くらい、あいつ自身に選ばせてやりたい。
黒井社長
溝口:だからってそんな……!今ここに風花ちゃんがいたら、何て言うと思う!?
高木社長
真壁:私という人間が、それ以外の方法を知らんのだ!
高木社長
真壁:あいつを守る方法があるなら、私だってそれを選ぶ!だが………!
黒井社長
溝口:くっ……島に帰る理由すら用意できないのかよ、俺達は………!
北上麗花
ーーー
北上麗花
………
北上麗花
………道生、どうして………?
北上麗花
薬を投与する時、大丈夫だって、死なないって言ったのに………。
北上麗花
昔から嘘だけはつかなかったのに………!
北上麗花
何で、私は自分で何も守れないの………?
(台詞数: 31)