北上麗花
今日、町を歩いていたら久しぶりに友人と出会っちゃいました♪
北上麗花
『テレビで見たよー。麗花、昔から変わらなくて安心したよ。』
北上麗花
どうやら、私は昔と全く変わらないらしいです。
北上麗花
いつもニコニコ笑ってて、何をしでかすか分からないけど一緒にいたい、そんな子。
北上麗花
…私だってたまには迷ったり、困ったり、考えたりもするんだよ?
北上麗花
激オチくんの家族はどうなってるのかな、とか。
北上麗花
お部屋のお掃除どうしようかなーとか。
北上麗花
…普通ってなんだろう、とか。
北上麗花
『麗花はいつも楽しそうだよね』なんてよく言われるけど。
北上麗花
私からすれば、皆の言う普通がうらやましいの。
北上麗花
私が、私なりに普通に過ごしても、
北上麗花
皆は変わってるって言うから。皆に悪気はないのは知ってるけど…。
北上麗花
「普通ってなんなのかな?」
北上麗花
そんな事を考えながら事務所の扉を開けると、プロデューサーさんが一人でお仕事をしていました。
北上麗花
「ただいま戻りました、プロデューサーさん♪寒かったからぎゅーってしていいですか?」
北上麗花
おかえり、って言いながら振り向くプロデューサーさん。
北上麗花
いつもならやんわりと私のぎゅーっを拒むはずなんだけど…。
北上麗花
今日はいつもと違って、私の方をじぃっと見てる。…にらめっこかな?
北上麗花
「にらめっこですか?にらめっこなら負けませんよ?ぷっぷかぷ～!」
北上麗花
プロデューサーさんは、そうじゃないよと笑いながら私に近づいてくると…。
北上麗花
私の頭をポンポン、と二度三度と撫でてくれました。
北上麗花
突然のことにぽけっとしていると、プロデューサーさんが。
北上麗花
『何か悩みがあるなら聞くよ?』
北上麗花
その言葉にびっくりしました。プロデューサーさんが、私が悩んでいることを見抜いちゃったから。
北上麗花
訊いてみれば、どうも私の様子がいつもと違ったように見えたみたいです。
北上麗花
極めつけは、頭を撫でたときにぎゅーって仕返そうとしなかったこと。
北上麗花
今まで会った人は、殆どが私が悩んでいることを気づいてくれなかったけど。
北上麗花
プロデューサーさんは、あまりにも呆気なく、さも当然のように。
北上麗花
『普通』に気づいてくれました。
北上麗花
そのことがとても嬉しくて、私が悩んでた事なんて、ぷっぷかぷ～って飛んでっちゃいました♪
北上麗花
「悩み事なんて、たった今キレイさっぱり激オチしちゃいました♪」
北上麗花
「嬉しいからいつもよりたくさん、ぎゅーってしちゃいますよ、普通大臣!」
北上麗花
扉の向こうから、仕事から帰ってきたみんなの声が聞こえても気にしません!
北上麗花
プロデューサーさん、ぎゅーーっ♪
(台詞数: 34)