真壁瑞希
ベケベンベンベンベンベケベケ♪
真壁瑞希
一つ話にお付き合いください。
真壁瑞希
9月も終盤に入り、暑さも徐々に和らぎ始めました。
真壁瑞希
秋といえば、読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋と色々な秋があります。
真壁瑞希
気候も穏やかになり、何をするにしても最適な季節ですので、劇場のみんなの動きも活発です。
真壁瑞希
……七尾さんも高坂さんも伴田さんも年がら年中活発ですが
真壁瑞希
私も今年の秋は少し活発になろうかと思います。
真壁瑞希
例えば、苦手なものに挑戦するとか。
真壁瑞希
いえ、怪談話はやめてください。怖いものは怖いぞ。
真壁瑞希
ただ、人によっては、好きなものを苦手と言ったりする人もいるようです。
星井美希
気付いたの!なんでハニーが振り向いてくれないか!
星井美希
きっと美希がハニーのことを好きって言い過ぎなんだって思うな!
星井美希
莉緒が持ってきた雑誌にも書いてあるの!押してダメなら退いてみるの!
星井美希
それじゃあ、さっそく実行するの☆
星井美希
……
星井美希
でも、いきなりハニーで試すのは怖いから、別の人で試すの。
真壁瑞希
……と、星井さんは事務所にいた水瀬さんのもとに駆け寄ります。
星井美希
でこちゃん!ハニーが怖いの!
水瀬伊織
はぁ?急に何を言い出すのよ?
星井美希
だから、ハニーが怖いの!
水瀬伊織
そう。じゃあ、アンタのトーストはハチミツなしでいいわね。
星井美希
むぅ、そっちのハニーじゃなくて、美希のハニーのほうなの。
水瀬伊織
はいはい、分かってるわよ。で、何されたの、アイツに。
星井美希
え?別に何もされてないよ?
水瀬伊織
え、だって怖いって。……ああ、そういうこと。
星井美希
デコちゃん、気づくのが遅いの。
水瀬伊織
アンタに言われると無性に腹が立つわ。でも、アイツにそれを言ったらショックを受けるわよ?
星井美希
やっぱりそうかな?
水瀬伊織
そうね……試しに他のメンバーにやってみなさい?
真壁瑞希
そう言われた星井さんは劇場のメンバーに片っ端から怖いと言ってみました。
星井美希
『春香、怖いの!』『ええっ!私、何かやった?』
星井美希
「千鶴、怖いの!」『わ、わたくしが何かしまして!?』
星井美希
「真君、怖いの!」『怖いって、こんなにキャピ♪ルン☆な服を着てるのに!?』
星井美希
「環、怖いの!」『こわい!?ミキは環が怖いのか!?うぅ～』
星井美希
「翼、怖いの!」『美希……センパイ……?(バタン』
星井美希
「未来、怖いの!」『美希……さん……(バタン』
星井美希
「紗代子、怖いの!」『美希……ちゃん……?』
星井美希
(ホントに怖くなっちゃったの……)
真壁瑞希
ひととおり、劇場のメンバーで試した星井さんは水瀬さんの元に戻ります。
星井美希
みんな、ショックを受けてたの。翼と未来なんか気を失ってたの。
水瀬伊織
思ったとおりね。アンタは自分の気持ちに正直になったほうが上手くいくのよ。
水瀬伊織
分かったなら、アイツには正直に自分の気持ちを伝えることね。それが一番よ。
星井美希
デコちゃん、ありがとうなの!
星井美希
それにしても、デコちゃんはミキのことをよく知ってるんだね!なんだかうれしいの☆
水瀬伊織
ば、バカ言ってんじゃないわよ!ほら、さっさとアイツのところに行ってきなさい!
星井美希
えへへ、デコちゃんが一番怖いの!
真壁瑞希
おあとがよろしいようで(パチパチパチパチパチ
(台詞数: 47)