大神環
ルリ「カナちゃんのお母さんの特徴って何かあるのかな?」
矢吹可奈
えっとね…カナと同じ耳に…同じ尻尾があって…
矢吹可奈
後ね!お胸がおっきいの!
大神環
ルリ「……(ペタペタ)」
矢吹可奈
どうしたの?
大神環
ルリ「いや…なんでもないよ。」
矢吹可奈
(ガサガサ)お母さーん!お母さーん!
大神環
(ガサガサ)カナちゃんのお母さんはいますかー?
大神環
ルリ「見つからないね。」
矢吹可奈
お母さん…きっとカナのこと嫌いになっちゃったんだ…
矢吹可奈
だから…カナ…捨てられちゃったんだ…ぐす…
矢吹可奈
うわぁあああああんんん!!!
大神環
ルリ「そ、そんなことないよ…ど、どうしよう環ちゃん…。」
大神環
………すぅ
大神環
歌うように 歩いてゆく この先にな~にが待ってるの?
大神環
ルリ「環ちゃん?」
大神環
上手くいかない な~いない時も 諦めない自信あるんだ
大神環
失敗しても 次また頑張る それっきゃない 楽しいから
大神環
……この歌はね。たまきの友達のかなちゃんって言う子が歌ってる歌なんだ。
矢吹可奈
かなちゃん?カナと同じ名前…。
大神環
その子はね、どんなに失敗したり落ち込んだりしても歌って元気を取り戻してるんだ。
大神環
カナちゃんはお歌は嫌い?
矢吹可奈
……ううん、大好き。
大神環
くふふ、それじゃあ一緒にお歌を歌いながらお母さんを探そっか
矢吹可奈
うん!一緒に歌うー。ら~↑ら→ら↓ら↑~♪
大神環
ルリ「これは何て強烈な…」
大神環
くふふ。良い歌声だね。
大神環
ルリ「環ちゃん…よく聞いてられるね。」
星井美希
(ドロン)あーもう!さっきから何なのなの!?
矢吹可奈
あ、お母さん!
大神環
ルリ「お母さん!?」
大神環
ルリ「(確かに言われてみれば特徴が当てはまる。それに……でかい!)」
星井美希
カナ!また勝手に動いて…あれほどじっとしてるように言ったのにどうしていう事を聞かないかな?
矢吹可奈
だって~…
大神環
ルリ「あれ?お母さんがどっかにいったんじゃなかったの?」
星井美希
この子が勝手に動いてはぐれただけなの。いつものことなの。
星井美希
言っても聞かないからしばらく一人にしてお仕置きをしてただけなの
大神環
ルリ「はぁ…そうだったんだ。でもお母さんが見つかって良かったね。」
星井美希
良くないの。この森は人間は立ち入り禁止なの。それなのに君たちはカナを連れて入ってきたの。
大神環
ルリ「私達奥まで進んでいたんですか?さっきまで同じ道を歩かされてると思ってたのに…。」
星井美希
まぁ入ってきたのが優しい心を持った環とルリで良かったから特別に許してあげるの。
大神環
たまき達のこと知ってるの?
星井美希
もちろん知ってるよ。全部見てたからね。それにあの子達からも話を聞いてたし。
大神環
ルリ「そうだったんですか。あの、私達この森を抜けたいんですけどどうすればいいでしょうか?」
星井美希
君たちお城に行きたいんだよね。でもそれは無理なの。
大神環
どうして?
星井美希
だってこの森にはミキが特別な結界を張ってるの。だからお城に絶対にいけないの。ごめんなの。
大神環
ルリ「そ、そんなぁ…」
(台詞数: 48)