音無小鳥
…
周防桃子
どうしたの小鳥さん。
音無小鳥
桃子ちゃんって、プロデューサーさんの事お兄ちゃんって呼んでるわよね?
周防桃子
そうだけど。
音無小鳥
なら、私の事もお姉ちゃんって呼んでくれないかしら?
周防桃子
え、何いまさら。やだよ。
音無小鳥
そこをなんとか。私もたまにはアイドル達からお姉さん扱いされてみたいのよ。
周防桃子
知らないよそんな事。そういうのは育とか環に頼んだら。
音無小鳥
普段ツンツンしてる子がたまに見せるそういう所がいいんじゃないの。ね、お願いよ。このとおり。
周防桃子
やだってば。てかそんな事で小学生に頭下げるって恥ずかしくないワケ?
音無小鳥
桃子ちゃんにお姉ちゃんって呼んでもらう為なら何だってやるわ!
周防桃子
(ほんとにもうなんなのこの人。お兄ちゃんもこんなののどこがいいんだか…ん?)
周防桃子
…小鳥さん、もしかして疲れてる?
音無小鳥
え?別におかしなテンションだからこんな事言ってるわけじゃないわ、平常運転よ。
周防桃子
目真っ赤で髪ボサボサじゃない。そのテンションがいつも通りってそれはそれでいやだけど…
音無小鳥
まあ番組改編に決算もあるしね。いくらか忙しいけどいつもの事だし、もう慣れたわ。
周防桃子
ふうん。コドモにはホンネ言わないんだ?
音無小鳥
別に隠したりとかじゃないわ。桃子ちゃんやアイドルの皆の方がもっと大変でしょ。
音無小鳥
それにお仕事して事務所帰って来た時に私が大変だの疲れただの言ってたら嫌でしょ、違う?
周防桃子
…ふん、強がっちゃって。ムリしすぎで皆にメーワクかけたりしたら怒るよ、いい?
音無小鳥
ありがとう。気をつけるわ。
周防桃子
あ、お兄ちゃん…そろそろ時間?分かった。ジュンビできてるよ。
周防桃子
じゃ、行ってくるね…お姉ちゃん。
音無小鳥
ええ、いってらっしゃ…あ。ねえ、今もしかして…
周防桃子
し、知らない!キキマチガイじゃないの?
音無小鳥
お願い、もう一回だけはっきり大きな声で!あ、そうそう録音もしないと…
周防桃子
うっさい。ほら、早く行くよお兄ちゃん!
音無小鳥
桃子ちゃん、お願い!あと一回だけ、一回だけでいいから!
(台詞数: 28)