我那覇響
皆、着いたぞ!ここが……
四条貴音
はて、このてんとみたいな物がもしや……
星井美希
待て待てみなまで言うななの。このテントっぽいやつこそが!
星井美希
響の新たな家族テントのテン江。
我那覇響
それじゃうさ江とかぶるって。そこをツッコむべきかどうか分かんないけど。
四条貴音
いつも響がお世話になっています。四条貴江と申します。
星井美希
ミキは美希江なの。
我那覇響
二人ともどうしてそこまでしてポストうさ江を狙うのか。
我那覇響
とにかく、ここが今日から皆で活動するDIY武道館だぞ!
四条貴音
なるほど、ここから全てが始まるのですね。
我那覇響
まーでも、確かに小さいよね。微妙に埃とか積もってるし。
星井美希
略して微積。
四条貴音
小さいならば、小さいなりの楽しませ方を考えれば良いのですよ。
我那覇響
とは言うものの、そんな簡単には思いつかないぞ。
星井美希
思いついたの。
四条貴音
伺いましょう。
星井美希
まずお客さんがこの中に入ると
我那覇響
入ると?
星井美希
その中には暗黒が広がり
我那覇響
ライトとか無いんだ。
星井美希
その中で埃を掃除し
我那覇響
あ、まだ掃除してない設定なんだ。
四条貴音
お客に掃除させるのですか。
星井美希
その集めた埃が山となり
我那覇響
積もりすぎ。
星井美希
その山の頂上までのぼり
四条貴音
美希、もしや考えながら喋っていませんか?
星井美希
天高く手を掲げると
我那覇響
掲げると?
星井美希
天空より一筋の光が降り注ぎ
我那覇響
天空?
星井美希
そして……
星井美希
そして……二筋目の光が降り注ぎ
四条貴音
思いつかなかったのですね。
星井美希
光の束は増え続け
我那覇響
お客さんは一体なにやってるんだろう。
星井美希
いつしか辺りを覆っていた暗黒は消え去り……光で満たされる
我那覇響
そんなに風呂敷広げて大丈夫?
星井美希
人々には再び平穏が訪れ、荒々しかった大地の神々も、再び眠りに落ちる。
四条貴音
もう当初の目的などより、この物語の結末が気になりますね。
星井美希
そして、時は過ぎた
我那覇響
なんか過ぎたぞ。
星井美希
長い時代を超えたあと、そのぶどーかんには
四条貴音
戻ってきました!戻ってきましたよ響!
星井美希
あの長い争いの面影はなく……
我那覇響
そっか、無事に時代を生き抜いたんだね。
星井美希
ただ……
我那覇響
……
四条貴音
……
星井美希
微妙に埃が積もっていた。
(台詞数: 50)