音無小鳥
吾輩は小鳥である。伴侶はまだない。
音無小鳥
何年に生まれたかは見当がつかぬ。数年前に「にじゅうは…」と言いかけた事だけは記憶している。
音無小鳥
昨日の吾輩の話をしよう。
音無小鳥
吾輩は早朝の公園に寝転がり、太極拳に精を出すピンク色のおばさんを冷ややかな目で眺めていた。
音無小鳥
やがてパン屑を持った老人がやって来たので、ハトに紛れて朝食を摂った。
音無小鳥
このように吾輩は、早く起き粗食にも不平を溢さない、アイドル達の模範となる存在なのだ。
音無小鳥
そんな吾輩にもファンクラブなるものがあるらしい。ネットで見かけたのだ。
音無小鳥
ところがよくよく調べるとそれは服飾好きな同名アイドルのファンクラブであった。
音無小鳥
腹が立ったので会社のPCを売り飛ばし、おやつ代に充てた。
音無小鳥
社長から「少し頭を冷やしなさい」と怒られ、今日に至る。吾輩の何が悪かったというのだろう。
音無小鳥
志保可奈の同人誌を事務所宛に注文した件か。更衣室に隠しカメラを設置した件か。まるで分からぬ
音無小鳥
政治家が間違っている時、この世の正しいことは全て間違っている。つまりこの世は間違っている
音無小鳥
この言葉の解釈はそうではなかった気もするが、吾輩は細かいことを気にする質ではない。
音無小鳥
今日も吾輩は世界の不条理に立ち上がるのだ……Zzz
周防桃子
……すごい寝言ね
周防桃子
とりあえず、余罪があるみたいだから手錠かけとこうかな、コレ
(台詞数: 16)