パンツ狩りafter#6
BGM
CAT CROSSING
脚本家
ラインナフ@ISF10 G-09 (ミリ10th Act1...
投稿日時
2017-09-25 13:17:49

脚本家コメント
シリアス注意!!
これはジュリアの記憶...そして使命...
少女は歩いてきた。
炎により燃え盛る道を
汚臭にまみれる路地を
罵声が飛び交う路地裏を
...たった一人の弟とともに...
たとえ泥をすすろうとも、体中が傷だらけだとしても、仲間と自分を傷つけようとも...彼女は歩みを止めない。
帰る場所など、どこにもないのだから...
トーナメント(準々決勝)
❌ジュリア┐     ┌最上静香
     ├┐   ┌┤
 ◯伊吹翼┘│   │└周防桃子
      ├─┴─┤
❌高坂海美┐│   │┌所恵美
     ├┘   └┤
◯春日未来┘     └北上麗花

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ジュリア
(...ここは...確かあたしは翼に...?)
ジュリア
?「いいかい、お前達。 ここにいる子はみんな、私の家族だ。」
ジュリア
(父さん...そうか...これはあたしの記憶...思い出か...)
ジュリア
(あたしは父さんと弟...そして血の繋がらないきょうだいと一緒に暮らしていた。)
ジュリア
(父さんが政治家の仕事とともに、孤児院を経営していたからだ。)
ジュリア
(溢れる笑顔に笑い声...響く楽器の音...決して上手くないけど、いつも満たされていた)
ジュリア
(ここはあたし達きょうだいのステージ...あたし達だけの居場所だった)
ジュリア
?「オヤジ!! 今のところどうだった!?」
ジュリア
父「ああ、完璧だったよ。 『零』、お前は天才だ。」
ジュリア
零「カハハッ! とーぜんだぜ! なんたってオレは天才、なんだからな!」
ジュリア
(『零』というのはあたしの弟...唯一、血の繋がった姉弟だ。)
ジュリア
大変な事も多いけど、笑い声の溢れるこの場所はあたしの宝物だった...
ジュリア
(そう...あの日が来るまでは...)
ジュリア
「なんだよ...どうなってんだよ、これ...!!」
ジュリア
(学校から帰って来たあたしに待っていたのは、燃え盛るあたし達の家だった。)
ジュリア
ガレキと炎をかき分け、みんなのいる場所のドアをこじ開けると...
ジュリア
弟「オヤジ...早く逃げろよオヤジ...!!」
ジュリア
地獄絵図...傷だらけの弟と燃え盛るガレキに押し潰されそうになっている父親だった
ジュリア
父「その声は...??に零...他の子供達は...どこに...?」
ジュリア
(弟は唇を噛みしめる...涙目の怒りに震えた表情が結末を語っていた。)
ジュリア
弟「アイツらは...もう...」
ジュリア
「病院に運ばれてるってさ、ケガとかはしてるけど...全員、生きてるよ。」
ジュリア
(あたしはウソをついた...息絶えそうな父さんを、心配させまいと...)
ジュリア
父「逃げなさい...お前達だけでも...襲われる前に...」
ジュリア
弟「ふざけるなよ...オヤジ!! 襲われるって誰に...」
ジュリア
父「行きなさい!! ...お前達以外に、誰が子供達を守るというんだ!!」
ジュリア
「...行くぞ、零...。 父さん...ごめんなさい...!!」
ジュリア
弟「待てよアネキ...オヤジ...オヤジーっ!!!」
ジュリア
(あたしは弟を連れて、燃え盛るその場から逃げた...父さんを置いて...)
ジュリア
─そして2年後...─
ジュリア
...ついに...この時がきたか...!!
ジュリア
弟「ああ、カタキはパンツ競技会ってところと小競り合いをしてるらしい...」
ジュリア
(あれからあたしはアイドルとして、弟はヒットマンとしてお互いに距離を置いていた)
ジュリア
(芸能界と闇稼業、正反対の職にいることで、関係を誤魔化すためだ)
ジュリア
...アイドルであるあたしがパンツ狩りに出て優勝し、競技会を牛耳る。
ジュリア
弟「オレらの組織と合流させ、カタキに抗争を仕掛ける...それで終わりだ。」
ジュリア
弟「...アネキにはこんなことさせたくない...だけどオレ達の復讐のためには...」
ジュリア
心配すんなよ、お前はあたしの代わりに、汚いことやってくれたんだ、今度はあたしの番だ。
ジュリア
...全ては父さん達の無念を晴らすため...ヤツらにあたしらの力を見せてやる。
ジュリア
零「オヤジ...テメェら...もうすぐカタキを、そっちに送ってやるからな。」
ジュリア
(あたし達にもう帰る場所はない。 だから、ただ進むしかないんだ。)
ジュリア
(あの日から止まった時間...それを進めるために、ヤツらを潰す...)
ジュリア
(例えそれが汚く、間違った方法だとしても...そうするしかないんだ)
ジュリア
(そう...父さん達をの無念を晴らすために...)
ジュリア
(そう...父さん達をの無念を晴らすために...あの日から前に進むために...)

(台詞数: 45)