ジュリア
あのさ、あたし達さ、もう結構長い…よな。
ジュリア
何年だっけ…。
ジュリア
あたしとあんたが出会ってからさ…。
ジュリア
6年!?
ジュリア
もうそんなに経ったんだな。
ジュリア
はじめは手違いだけど、芸能界に飛び込んでみてさ。
ジュリア
ほんと、ビックリするほど色々なことがあったよ。
ジュリア
プロデューサーにも、たくさん迷惑かけちまったな。
ジュリア
でも、こうして見捨てずに、ここまで傍で支えてくれてさ。
ジュリア
マジで感謝してる。
ジュリア
あのさ、いつか、白髪も生えてさ、歳をとった時に…。
ジュリア
きっと、思うんだよ。
ジュリア
こうして、人生の長さに換算してみたらさ、一瞬の出来事だったかもしれないけど…。
ジュリア
あんたも含めて、みんなと過ごした日々ってのはさ、輝いてたんだなって…。
ジュリア
辛かったけど、楽しかったとか、充実した日々だったって思う。
ジュリア
それがどっかでたまたま見た映画とかじゃなくて、全てがあたしの実体験でさ…。
ジュリア
その想い出が全部、宝物なんだって、そう振り返るんだろうな。
ジュリア
あたしさ、少しは変わったろ?
ジュリア
たとえば?って…
ジュリア
そうだな。
ジュリア
ちっとは料理も上達したろ?
ジュリア
おいっ、全然とか言うなっ!
ジュリア
あれでもかなり練習したんだ!!
ジュリア
あたしなりに努力してるってば!!!
ジュリア
もういい、料理の話題は辞めだ。
ジュリア
あとは…。
ジュリア
ほら、気持ちが変わったよ。
ジュリア
バカPに対してのさ。
ジュリア
どういう風に変わったんだって…。
ジュリア
わざわざ聞かなくてもわかってるだろ?
ジュリア
こうして、あたしたち、今は付き合ってるんだし…。
ジュリア
ほら、プロデューサーとアイドルっていう隔てた関係じゃなくてさ。
ジュリア
恋人同士っていう、本当に対等な関係でな。
ジュリア
でも、気持ちは言わなくちゃ伝わらないって…。
ジュリア
たくっ、わかったよ。
ジュリア
言えばいいんだろ?
ジュリア
好きだよ、あんたのこと。
ジュリア
………。
ジュリア
なにも言い返してこないんだな。
ジュリア
あたしのことも好きだって言葉で返してくれるの期待したのに…。
ジュリア
あたしには言わなくちゃ伝わらないって言っておいて、あんたは照れて言ってくれないんだ。
ジュリア
そんなことくらいわかってたけどさ…。
ジュリア
あっ…。
ジュリア
わるい、もうジュリアのこと好きじゃないんだって…。
ジュリア
あたしはあんたの為に小恥ずかしいような愛を歌う歌だって作れるくらい好きなのに…。
ジュリア
えっ…。
ジュリア
それ、指輪じゃねえか!!
ジュリア
愛してる、結婚しようって…。
ジュリア
バカっ…。
ジュリア
それずるいよ。
(台詞数: 50)