プラリネ#23
BGM
プラリネ
脚本家
ラインナフ@ISF10 G-09 (ミリ10th Act1...
投稿日時
2016-12-01 22:34:49

脚本家コメント
23話『Graduation(卒業)』
あらすじ
マスターとの最後の会話。
果たしてジュリィに伝えたかったマスターの心とは...。
長らく続いて来たこのシリーズですが、残すところあとわずか!
最後まで、ぜひお付き合いください!

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高木社長
マスター「...わかった、君にすべて話すよ。」
ジュリア
マスターは少し声のトーンを落として、あたしに訴えるように話しかける
高木社長
マスター「キミは...自分の歌で誰かの心を動かしたい...そう言ったね?」
ジュリア
「あぁ、本当は少し違うけど...あたしはそうなりたいと思ってる。」
ジュリア
小さい頃に見たライブ...あたしもあの人のように歌いたい...ずっとそう願っていた。
ジュリア
マスターは無言で、写真を取り出した。 その写真を見てあたしは驚く。
ジュリア
「...あんた...プロだったのかよ。」
高木社長
マスター「...そうさ。 もうずいぶんと昔の話だけどね。」
高木社長
マスター「...当時はロックンロールの全盛期でね...私もその一人だった。」
高木社長
マスター「プロになって練習して、曲を作って...とにかく一生懸命、生きていた。」
高木社長
マスター「そしてある日...クビになった。 ...何でだかわかるかい?」
ジュリア
「いや...わからない...」
ジュリア
...実力が確かなのにクビにされる理由...あたしには検討もつかなかった。
高木社長
マスター「...少し難しかったかな? まぁでも答えは単純だよ。」
高木社長
マスター「...私の演奏が『誰にも必要とされなかった』からなんだ。」
ジュリア
「...誰にも必要とされてない?」
ジュリア
...あまりにも予想外で...何とも理不尽な理由だった。
高木社長
マスター「評価されない曲には価値はないし、売れない。 そう言われたんだ。」
ジュリア
「それは...ひどい理由だな...」
高木社長
マスター「だからこそ、私は765プロを紹介したんだ。 キミとサイファを騙してまでね。」
ジュリア
...その言葉には何か奥があるようで...あたしは怒りたくても怒れない。
ジュリア
確かに...芸能界は華やかさの影に、そういう一面があることもよく知っていた。だけど、
ジュリア
「どうしてアイドル...しかも765プロってとこなんだ?」
ジュリア
アイドルなんて所詮は歌手のマネみたいなものだ。 あたしの目指す道とは違う気がする
高木社長
マスター「...アイドルというものは一見お遊びのように見えるかもしれない。」
高木社長
マスター「しかし...ファンの心を掴む、つまり誰かのために何かをするプロだ。」
高木社長
マスター「765プロはそういう子達の集まり...キミも参考にするところはあるはずさ。」
ジュリア
「だけど...そこにあたしの目指す道は...学べるものはあるのか?」
高木社長
マスター「さぁね? それは責任を持ってイエスとは言えないね♪」
ジュリア
このヤロー...あたしの人生がかかってるというのに...少しは真剣になれよ..
高木社長
マスター「ただ...これだけは言えるよ。」
高木社長
マスター「765プロは...アイドルはキミに新しい世界を見せてくれるはず。」
高木社長
マスター「そこで見た景色からキミが何を学ぶか....それが一番重要なんじゃないか?」
ジュリア
「...確かにそうなのかもしれないな。 でも...」
高木社長
マスター「...確かに不安だろう。 全く違う道に進むのは。」
高木社長
マスター「だけど忘れないで欲しい。 ...キミは誰かの支えになれる人だ。」
高木社長
マスター「キミを必要としてくれる人はきっと現れる。 だから大丈夫さ。」
ジュリア
あたしを必要としてくれている人...か。
ジュリア
「...あんたの言い分はわかったよ...。」
ジュリア
「アイドルになる...そういう選択肢も悪くないのかもしれないな。」
高木社長
マスター「...ジュリィ、辛くなったら思い出すんだ。」
高木社長
マスター「『自分が何のために歌うのか』をね。」
ジュリア
「...わかった。」
ジュリア
あたしはマスターの言葉を受け、古巣の扉を開けた。
ジュリア
その時...あたしの心にもうひとつの選択肢が生まれた気がした。
高木社長
マスター「...」
高木社長
マスター「...さよなら。」

(台詞数: 47)