プラリネ#22
BGM
TOWN_RMX
脚本家
ラインナフ@ISF10 G-09 (ミリ10th Act1...
投稿日時
2016-11-20 21:55:07

脚本家コメント
22話『last meeting』(最後の会話)
あらすじ
アイドルとして765プロにスカウトされてしまったジュリィ。
夢と「君じゃなければダメ」という高木社長の言葉に揺れ動くジュリィ。
...ジュリィに決断の時が迫っていた。
本当に遅くなり申し訳ございません...あと残り少ないですが、ぜひとも最後までお付き合いください!

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ジュリア
...カフェ『ロウ・ストリート』...あたしが自分を表現できるようになった初めての場所。
ジュリア
あたしはそのドアを勢いよく開けて、その男に向かって歩いていく。
高木社長
マスター「...その様子だと知ってしまったみたいだね、ジュリィ。」
ジュリア
...まるでここに来ることが、問い詰めることがわかっていたように、マスターは言う。
ジュリア
「...あたしが言うことは...わかってるよな?」
ジュリア
「...どうしてあたしを騙したんだ? いや、あんたはいつから知ってたんだ?」
ジュリア
知っていた...というのは765プロがアイドル事務所だったということだ。
ジュリア
もし、知らなかったなら...おかしい話だけど、心の底からそう願っていた。 だが...
高木社長
マスター「...」
高木社長
マスター「...ずっとさ、彼女達が売れ出してからずっとね。」
ジュリア
あたしはキレて思わずま胸ぐらを掴み、自分の方へ引き寄せた。
ジュリア
「...信じてたのによ...アンタのこと...」
ジュリア
「あんたなら親や先公よりもあたしのことを理解してくれてる...そう思ってたのによ!」
ジュリア
あたしは声を荒げた。 信じた人に裏切られた、初めての瞬間だったから。
ジュリア
...マスターは抵抗しない...諦めてるのかショックを受けてるのか...わからない。
高木社長
その状態のままずっと、沈黙が続き...重い空気の中、マスターが口を開いた。
高木社長
マスター「...キミはどうしてロックシンガーになりたいんだ?」
ジュリア
...何度も聞かれた質問にあたしはいつも通りの答えを出す。
ジュリア
「なんでって...昔に聴いたシンガーの歌を聴いて...その人に憧れて...」
ジュリア
「あたしもその人のようになりたい...そう思ったからさ。」
高木社長
マスター「...なるほどね、その気持ちはよくわかるよ...。」
高木社長
マスター「だからこそ忠告する、君はやはりアイドルになる方がいい...少なくとも今はね。」
ジュリア
「...どういう意味だ...あたしがあんなチャラチャラしたヤツらと一緒だって言うのかよ!」
ジュリア
ふざけるなよ...あたしの情熱を踏みにじりやがって...!
高木社長
マスター「...どうしても...納得できないって顔、してるみたいだね。」
高木社長
マスター「...わかった、君にすべて話すよ。 何もかもね。」
ジュリア
マスターは諦めたように、あたしに対して語りだした。
ジュリア
...それはあたしが最後に聞いたマスターの話...もしかしたらこの時こそが...
ジュリア
...マスターとの最後の思い出になることを意味していたのかもしれない。

(台詞数: 29)