ジュリア
にしても、花束をプレゼントなんてあんたもこんなキザなことするんだな
ジュリア
うん、部屋に飾っとくよ。大切にする
ジュリア
……あー、立ち話もなんだしさ、そこ座ろうぜ。ここなら撤去の邪魔にならないだろ?
ジュリア
よっと……あぁ、星が綺麗に見えるんだな、ここ
ジュリア
気づかなかったよ、さっきまで照明とサイリウムの海の中だったもんな…
ジュリア
…あたしさ、やっぱり星空が好きだな
ジュリア
好きな曲を聞いて、時々浮かぶその日あったいいことを思い出しながら空を見るんだ
ジュリア
そうすると気分が晴れて、そしたら鼻唄も歌いたくなってきて
ジュリア
そういうとこ、ステージに似てるんだよな。気分が乗って、もっと歌いたい、楽しいって思えるの
ジュリア
……なぁ、プロデューサー
ジュリア
アイドルにしてくれて、ありがとな
ジュリア
……あー、やっぱり言うんじゃなかった!そうやってからかうと思ったよ、まったく…
ジュリア
…でも、本心だからな。あたしがここまで楽しいって思えるの、あんたのおかげだ
ジュリア
アイドルなんて、ただ歌って踊ってへらへらしてるだけで、薄っぺらいもんだと思ってた
ジュリア
でも、そんなことなかった。アイドルって想像以上に色んなもの背負ってるんだ
ジュリア
汗も涙も、笑顔も努力も、それから夢も
ジュリア
それは多分、がむしゃらに願うだけじゃ叶えられないし、夢みるだけじゃ夢のままなんだ
ジュリア
……ほら、あたしの歌にもあるだろ?
ジュリア
夢は目を開いて見るもの、ってさ
ジュリア
たどり着きたい場所を見つけて、道標を見つけて、やっと前に進める気がする
ジュリア
あんたがいなくちゃ、その道標も見つけられなかったよ
ジュリア
だから、感謝してる。あたしの今持ってる幸せは、あんたがいるからこそだ
ジュリア
だからさ、これからもよろしく
ジュリア
あんたがいてくれる限り、あたしはずっと夢を信じられる
ジュリア
……もし道の途中で迷ったらさ、また手を引いてくれる?
ジュリア
………へへ、サンキュー。約束だ
ジュリア
…そんじゃ、今までの恩返しって言っちゃあなんだけど、一曲プレゼントするよ
ジュリア
今夜だけ、あんた1人のためのスペシャルステージだ
ジュリア
あたしが、ずっとあの星空を見られるように
ジュリア
あんたが、ずっと前を向いていられるように
ジュリア
ずっと、この幸せが続くように
ジュリア
それじゃ、聞いてくれ
ジュリア
『プラリネ』
(台詞数: 33)