ジュリア
─都内某所公園、ジェミニロックフェス会場─
ジュリア
会場につくと、かなりの人で埋め尽くされていた。
ジュリア
0(サイファ)「スッゲー!! ココがフェス会場か!」
ジュリア
「ははっ...どうだサイ? 初めてのフェスの空気は。 悪くないだろ?」
ジュリア
0 「ああ! たくさんのバンドが集まってて、チョー楽しみだぜ!」
ジュリア
サイはあちこちキョロキョロしながら走り回っている...まぁ、わからなくもない事だ。
ジュリア
一応ウワサには聞いてはいたけど、かなりの人数がこのフェスに集まってるようだ。
ジュリア
そこにはスーツ姿のスカウトマンらしき人物もいるようだ...これは気を抜けないな。
ジュリア
0「アネキ! オレ、スッゲーもん見つけてきたんだ!」
ジュリア
「スゲーもん? それって他のバンドの演奏....とかそんなのか?」
ジュリア
0「いや、なんか『ローストビーフ寿司』ってヤツ! メシに生肉が乗ってんだよ!」
ジュリア
「...お前、ホントブレないよな...。」
ジュリア
0「そーいえば、それを買ってきた時に、なんかもらって来たんだけど...。」
ジュリア
そこにあったのはステージのタイムテーブル...あたし達の出番は...。
ジュリア
「...」
ジュリア
「...もうすぐじゃねぇかよ! 急ぐぞサイ!!」
ジュリア
0「ふぇ...ひょっとまっへくへほ...」ムシャムシャ♪
ジュリア
「寿司なら後でいくらでもおごってやるからよ...早く行くぞ!」
黒井社長
(数分後)?「キミ達か...来ないから私が引き止めておいた...大変だったぞ。」
ジュリア
「すいません...このバカが寿司を食ってたせいで...」
ジュリア
0「なあ...アネキ、スゲーな。」
ジュリア
「はぁ!? お前、何勝手にステージの脇に...」
ジュリア
あたしがステージの脇に行くとそこに見えたのは...
ジュリア
あたしがステージの脇に行くとそこに見えたのは...たくさんの観客だった
ジュリア
会場はすでに大盛り上がり...これはなかなかに厳しい状態だな...。
ジュリア
0「アネキ...コイツはスゲェ...楽しそうだな!」
ジュリア
「...」
ジュリア
「...お前やっぱりすげぇわ。」
ジュリア
「よし、ヤボなことはいらない、あたし達でこの会場を沸かせてやろうな!!」
ジュリア
0「っしゃ! オレ達のロックを見せてやるぜ!」
ジュリア
あたし達はステージに上がり...始まる。
ジュリア
あたし達の魂を、
ジュリア
あたし達の魂を、未来をかけたステージが、
ジュリア
あたし達の魂を、未来をかけたステージが、幕を開けた!
黒井社長
?「...もしもし、私だ。そろそろ着く頃か、」
黒井社長
?「...もしもし、私だ。 そろそろ着く頃か、透。」
(台詞数: 36)