ジュリア
午後11時、あたしはロウ・ストリートでのライブを終え、家に帰ろうとしていた。
ジュリア
...正直言って、家に帰るのは居心地がいいもんじゃない。
ジュリア
それに...さっきまでしてたライブの熱をそのまま冷ます気にはならなかった。
ジュリア
...あたしはやったんだ。 偶然とはいえ大きなチャンスを得たんだ。
ジュリア
手に持った封筒を見る。 『給料』書かれたそれはあたしが実際に稼いだ金だ。
ジュリア
「...一体いくら入ってるんだ?」
ジュリア
少し魔が差したあたしは人目の少ない道に入って、封筒の中を見る。
ジュリア
まぁ、せいぜい練習を含めても4、5時間くらいだから...大したことないだろうけど。
ジュリア
そして封筒を見て...
ジュリア
そして封筒を見て...驚いた。
ジュリア
「いち、に...30000円!?」
ジュリア
その中には30000円...時給に換算すると...6000円くらいか!?
ジュリア
「ははっ...こりゃたまんねぇ。」
ジュリア
自分の不満も吐き出せて、それでこれだけの待遇...悪くないな。
ジュリア
あたしはもう一度、封筒の中に金を入れて、人気のない路地から出た。
ジュリア
今日はノリに乗ってるな...この調子ならどこまでもいけそうだ!
ジュリア
あたしはガードレール近くに荷物を置き、相棒をもう一度、弾いた。
ジュリア
「よしっ...延長戦だ!!」
ジュリア
あたしはステージを路上に変え、延長戦を始めた。
ジュリア
?「...」
ジュリア
?「......」
ジュリア
?「..........。」
(台詞数: 22)