ジュリア
みんな、聞いてくれてサンキュー!
ジュリア
……さてと、そろそろ帰るとするか。
黒井社長
いつまでそんな古臭いことを続けるつもりかね?
ジュリア
……だれ?
黒井社長
ストリートライブなんぞ今時流行らんぞ。
黒井社長
そんなことで貴重な時間を無駄にし続ける気かね?
ジュリア
…アンタには関係ないだろ? あたしにはあたしのやり方があるんだ。
ジュリア
口出ししないでもらいたいね。
黒井社長
ならばハッキリ言ってやろう。
黒井社長
ならばハッキリ言ってやろう。今のままではトップはおろか、デビューするなんぞ夢のまた夢だ。
ジュリア
テメェ…喧嘩売ってんのか!?
黒井社長
事実を言ってるだけだ。
黒井社長
事実を言ってるだけだ。だがそれは、君に技術がないからではない。
ジュリア
は……?
黒井社長
もし、本気でトップを目指したいのであれば私の下へ来るがいい。
黒井社長
その為に相応しいステージは用意してやる。
ジュリア
アンタ……一体なにもんなんだ?
黒井社長
芸能プロダクション『961プロ』の黒井だ。憶えておきたまえ。
黒井社長
君の考えが変わったら、いつでも来るがいい。では、失礼する。
ジュリア
……
ジュリア
……なんなんだよ、アイツ
ジュリア
(それから数日後の事だった)
ジュリア
(あたしの音楽に足を止める人が日に日に少なくなっていった)
ジュリア
(なんでだよ…! なんで! 誰も聞いてくれないんだ…!)
ジュリア
(なんでだよ……ちくしょう…!)
(台詞数: 25)