ジュリア
ーー!
ジュリア
……
ジュリア
……う〜ん、なんか違うなぁ。
ジュリア
お、プロデューサー。ちょうどよかった。ちょっと聴いてほしいんだけどいいか?
ジュリア
…
ジュリア
ーー!
ジュリア
……
ジュリア
……どうだ? 正直な感想を言ってくれ。
ジュリア
あたし自身には、なにかが足りないって思ってる。けど、それがなんなのかわからない。
ジュリア
だから、プロデューサーが聴いてくれたら、なにかヒントが見つかるかと思ったんだけど…
ジュリア
…その様子じゃ、あんたにもわかんないみたいだな。はぁ…
ジュリア
…え? 力で押さえつけるような感じがした? 本当か⁉︎
ジュリア
……確かに、ムキになって弾いてたからかも知れない。
ジュリア
この曲さ、力強い感覚だけど、相手を引き込むようなイメージで作曲してみたんだ。
ジュリア
だから、あんたの言う通り力で押さえつけちゃいけない。そんな曲を弾いても誰も聞いてくれない。
ジュリア
な〜んでこんな簡単な事に気付けなかったんだろ。今まで悩んでたのがバカみたいじゃねぇか。
ジュリア
…歌もそうだけど、大事なのはハート?
ジュリア
へぇ〜。プロデューサーもそんなお洒落な事が言えんだな。ちょっと意外かも。
ジュリア
…ある人から教わった事をそのまま言っただけ? なんだよ、感心して損した気分だよ
ジュリア
でもまぁ、いい言葉だな。その人もアイドルだったのか?
ジュリア
……ロックシンガー⁉︎ まじかよ、プロデューサー‼︎ あたしにも紹介してくれよ!
ジュリア
…無理って何でだよ⁉︎ 連絡先知らないとかじゃないよな!
ジュリア
…世界中を旅してて、いつ帰ってくるかわからない〜? …なぁ、それ本当にロックシンガーか?
ジュリア
ま、機会があったらそのうち会わせてくれよ。
(台詞数: 24)