ジュリア
……でっけー会場だな。
ジュリア
なぁプロデューサー。あんた、スゴイよほんと。
ジュリア
アタシはもちろんとして、他にも沢山いる皆をさ、こんなデカい舞台に連れてくるなんて……。
ジュリア
始まる前だから言えることだけど……感謝してる。
ジュリア
それから、始まる前にしか言えないことも、あるんだ。
ジュリア
ちっと長くなるけど、聞いて欲しい。プロデューサー。
ジュリア
アタシさ、近い将来765プロを辞めようと思ってる。
ジュリア
……あんま驚かないのな。それはそれで釈然としねーけど……。
ジュリア
お察しの通りだよ。アタシ、もう少しだけ広い世界を見に行きたくてさ。
ジュリア
もちろん765プロにいながらでも、それは可能だと思う。
ジュリア
けどそれは……なんか違うんだよ。
ジュリア
ここはさ……温かくて、優しくて、最っ高に居心地の良い場所だよ。
ジュリア
多くのモノを貰った。気付かされたことも沢山あった。
ジュリア
同時に、見えなくなっちまったモンがあるって、アタシは思う。
ジュリア
それを……探しに行きたい。捨てるわけじゃなくて、全部抱えて進んでいくために。
ジュリア
ギター1本だけ担いでさ、誰もアタシを知らない、アタシも誰も知らない……そんな場所でさ。
ジュリア
やっていけるんじゃないか、って自信を、皆がくれた。アンタがくれた。
ジュリア
だから……だから頼むよ。
ジュリア
いや……お願いします。プロデューサー。アタシの一生に一度のワガママだ。
ジュリア
行かせて……くれないか?
ジュリア
………………………。
ジュリア
そっか……ありがとう。プロデューサー。
ジュリア
その言葉だけで……アタシは頑張れる。
ジュリア
ま、どうやったってアイツらには怒られるんだろうけどな……。
ジュリア
バカ昴とか、口聞いてくれそうにねーよなー……やっぱ。
ジュリア
でも、皆からは先に貰ってるしな。贅沢は言えねえか。
ジュリア
ん?何を……って?
ジュリア
アンタさ……その鈍感さは何とかしないと、ホント痛い目逢うぜ?マジで。
ジュリア
決まってんだろ…胸(ココ)にだよ。
ジュリア
アタシが勝手に思ってるだけで、確証なんて何にもねーけどな♫
ジュリア
んで、アタシの胸はいっぱいになっちまったから、しょーがねえ。
ジュリア
ーーーードンッーーーー
ジュリア
アタシの心は、ソコに置いてってやるよ。
ジュリア
一個しか無い大事なモンだ……失くすなよ。
ジュリア
……さ、これで話は終わりだ!後は先のことより、LIVEのことを考えようぜ!
ジュリア
今のアタシが出せる全部を、魂の限界まで引きずり出してやる!
ジュリア
だから目ぇ離すなよ?
ジュリア
LIVE中は、アンタの方向けないからさ。アンタはアタシの背中しか見えないだろうから。
ジュリア
アタシの背中に……惚れさせてやる。
ジュリア
見ててくれよ。いつか来る、その時までだけでいいから。
ジュリア
アタシはそれだけで……無敵になれるから。
(台詞数: 41)