ロックと記憶
BGM
流星群
脚本家
ととろ
投稿日時
2014-09-26 19:26:03

脚本家コメント
『これがあたしのロックなんだ』
ジュリア誕生日おめでとう!
勝手に過去を創作してしまったのでジュリアのイメージと違うかもしれません すみません

コメントを残す
ジュリア
その昔、あたしはいわゆる問題児だった
ジュリア
先生もかなり手を焼く生徒だったと思う
ジュリア
反省文だって何回も書かされた まあ、実際はほとんどかいてないけどな
ジュリア
そんなあたしには嫌いなものがあった
ジュリア
―――ロック―――
ジュリア
あんなものはなんの信念もないチャラチャラした奴らがやるものだと思っていた
ジュリア
ロックに力を入れてるやつらをダサいってずっとバカにしてた
ジュリア
ある時、インターネット上でたまたま見た動画があたしを変えるきっかけになった
ジュリア
その日は本当に最悪な日だった
ジュリア
今日と同じ誕生日だった 中身は最悪だったけどな
ジュリア
自分の存在の意味もわからなくなったときにふと見つけた曲
ジュリア
たいして綺麗でもない服装 叫ぶような声で歌詞を放つボーカル
ジュリア
正直、今までみたロックの中でも格別にダサかった
ジュリア
でも気づいた あたしの頬に一筋の涙が流れたことを
ジュリア
なんでこんなにダサいのに こんなにカッコ悪いのに あたしは泣いているんだろう
ジュリア
その時気づいた
ジュリア
そうか、これがロックなのか
ジュリア
それからはもう無我夢中だった ギターを片手にひたすらロックに打ち込んだ
ジュリア
ダサくてもいい 誰かの心を動かしたい あのときのあたしみたいに
ジュリア
あれからもうかなりの時がたつ
ジュリア
なあプロデューサー、みんな、あたし変われたかな?
ジュリア
誰かの心、動かせてるのかな?
ジュリア
なんて、な
ジュリア
あたしは空を見上げる 今日は劇場のみんながパーティーを開いてくれるらしい
ジュリア
あたしは思わず走り出した
ジュリア
汚くてもいい、ダサくてもいい これがあたしのロックなんだ だから、
ジュリア
振り返らず走ってゆこう 例え遠くたって

(台詞数: 27)