夏色キャンバス#12
BGM
月のほとりで
脚本家
ラインナフ@ISF10 G-09 (ミリ10th Act1...
投稿日時
2015-09-01 12:07:14

脚本家コメント
第12話
『「全裸」より「全裸に見える」の方がなんかエロい。』
旅館....といえば温泉....温泉は普段隠された肌や悩みをさらけ出すことのできる唯一の場所です。
そして、温泉で男なら誰しも気になったことがあるかと思います。そう、
「この旅館に混浴ってあるのかな?」と。
今回は世にも珍しい混浴の露天風呂でのお話....天才、夏木透の悩みとは....。
(注)ここでは皆、『安心して下さい、履いてますよ。』状態ですのでくれぐれも変なこと想像しないように!
なお、Pは現在ハリウッドに行っています。

コメントを残す
四条貴音
─オレはお袋から聞かされたオファーを受けるかどうか、迷っていた。─
四条貴音
─親父が新しく立ち上げるプロジェクト、世界規模の範囲で行う巨大プロジェクトらしい。─
四条貴音
─そのメンバーの代表としてオレが選ばれた、という事だ。─
四条貴音
─オレの夢が叶うチャンス....でも親友を犠牲にしてもやるべきなのだろうか?─
四条貴音
透「悩んでても仕方ないな....そろそろ露天風呂で肩の荷を下ろすとするか....。」
四条貴音
─露天風呂は月の明かりに照らされて光が湯船に映し出されている。その光に照らされ、─
四条貴音
「....き、」 ─バスト90のお尻ちん、もとい四じょ、─
四条貴音
「....き、きゃあああっ!!」
四条貴音
「ちょ、安心して下さい、お互いに履いてますよ!?(イケボ)」
四条貴音
「そういう問題ではありません!今すぐ、今すぐ出ていきなさい!!」
星井美希
「貴音、いきなり大声を出して、いったいぜんたいどうしたの!?」
四条貴音
「こ、この者が女性風呂に入って来まして....!」
四条貴音
透「いいか、よく聞いてくれよ?....この露天風呂はな....」
星井美希
「この露天風呂は混浴だよ?」
星井美希
「ミキも最初はオバサンに言われてビックリしたけど、そこの立て札に書いてあるの!」
四条貴音
『ここの露天風呂は混浴です。隠すとこ隠して、節度を守って楽しんでね♪by総支配人』
四条貴音
(その後)「本当に....申し訳ございませんでした。」
星井美希
「貴音のあんなに慌てた顔、初めて見た気がするの!」
星井美希
透「まぁ....あのバカ親父の趣味だ....普通なら驚いて当然だな....。」
星井美希
「....トオル元気ないね?どうかしたの?」
四条貴音
「....確かに先程、海にいた時とはまるで別人のようです。」
四条貴音
「誰しも心に迷いが生まれる事もあります。よければ話してくださいませんか?」
四条貴音
透「....実は海外からスカウトされる事になって....日本を離れる事になったんだ。」
星井美希
「いいなぁ~、ミキも海外でオファーされればいつでもハニーに会えるのに....。」
星井美希
透「でも、その話を受けたらいつ日本に戻ってこれるかわからない。もしかしたら一生....」
四条貴音
透「確かにそれはオレの夢に繋がるモノ、だけど...親友を切り捨ててまですることなのか?」
四条貴音
透「その間にアイツらだって、オレの事を友人だと思ってないかもしれない。」
星井美希
「春香や真クン、雪歩はものスゴくお人好しなの。友達を忘れるような事は絶対ないと思うな!」
星井美希
透「オレは....怖いんだ。昔のお袋みたいに自分の理想に走って友達を失うのは....」
星井美希
「いい加減にするの!!....トオルは春香達が友達を忘れるハクジョー者だって言いたいの?」
星井美希
「...春香達の優しさを信じれないの?友達を信じないなんて...トオルはサイテーなの!!」
四条貴音
「美希、口を慎みなさい!!」
星井美希
「だ、だって....春香達は....いつもミキや765プロのみんなの事を....」
星井美希
透「わかってるよ!アイツらがバカみたいにお人好しで優しいことぐらい!」
四条貴音
透「でも、アイツらだってオレのいない間に今までの事を忘れる可能性だってある!」
星井美希
透「これからアイツらにはもっとたくさんの人や出来事が待ってるさ、だから!」
四条貴音
透「オレがいない間に、みんなで過ごした思い出がそれに塗り潰されて欲しくない。」
星井美希
透「オレの才能に媚びたり妬んだりしないで、対等な友達として扱ってくれたアイツらを、」
四条貴音
透「心から信頼できる親友を、オレは夢と引き換えに犠牲にしたくねぇんだよ!!」
四条貴音
「....確かに....上へ登れば登る程、得る物もあればまた失う物もあるでしょう。」
四条貴音
「しかし、その中には思い出や縁、そして繋がりは含まれているとは限らないのですよ?」
四条貴音
「月はいくら時を経とうとも、その輝きは昔と変わることなく夜空のを照らしています。」
四条貴音
「春香、真、雪歩を信じなさい。その想いはいくら時を経てもきっと変わることはありませんよ。」
四条貴音
透「....ありがとう、これでオレの覚悟は決まった!もうオレは迷わない是!」
四条貴音
「そうですか、では貴方の武運を祈ってます。いつか....また会える日を楽しみにしてます。」
星井美希
「ミキも、もーっとキラキラしてハニーに会いに行くからトオルも頑張るの!」
四条貴音
─オレは二人の金銀髪巨乳ガールズに励まされ、軽い足取りで風呂からタオル一枚で出た。─
星井美希
─見つかったら社会的に抹殺されそうだけど....まぁ混浴だし平気平気♪─
四条貴音
?「そんな....透君が海外に行って、日本からいなくなる?」
星井美希
?「嫌だ....まだ言えてない事もあるのに....いなくならないで....透君。」

(台詞数: 50)