音無小鳥
はあ...。予定メモ帳。あれには色々驚かされたわ。まだ三冊あるけど、残しておこう。
音無小鳥
疲れたわ。ちょっと手のマッサージをしておこう...。モミモミ
音無小鳥
ん?
音無小鳥
無機質な機械音「ポーン。小鳥ちゃんパワー製造機をお買い上げ頂きありがとうございます。」
音無小鳥
は!?
音無小鳥
音声「左手の平の一番くぼんだところを押していただくと、小鳥ちゃんパワーが発揮されます。」
音無小鳥
は!?え、え、ちょ
音無小鳥
音声「それでは、存分にご活用ください。ポーン」
音無小鳥
...
音無小鳥
なんなんすか、これ。
音無小鳥
え...。今度は大手通販サイトKonozamaで間違って買ってないよ...?
音無小鳥
ていうか「小鳥ちゃんパワー」って、まず私に向けて作られたみたいなものじゃない。
音無小鳥
ひ、左手の平...。押す...。
音無小鳥
気になるけど、押してみようかな。
音無小鳥
今度こそ、私のぶっ飛んだ妄想が実現...?グフフ
音無小鳥
えいっ!モミッ
音無小鳥
え!?
音無小鳥
目の前の戸棚が...消えた...
音無小鳥
どうしよう...。小鳥ちゃんパワーって、目の前の物を消しちゃうの...?ナニソレコワイ
音無小鳥
と、とりあえず!戻さないと。りっちゃんに殺される...
音無小鳥
えいっ!モミッ
音無小鳥
もど...もど...
音無小鳥
戻ってきたああああああああああ!!
音無小鳥
私は、すごいパワーを身につけてしまったようだ...。物を消し、戻せる技術...。
音無小鳥
もしかして、これ物を移動することもできるんと違いますか!?
音無小鳥
そうと決まればやってみるべし。えいっ!モミッ
音無小鳥
よし、今度は目の前の時計が消えた...。向きを変えて...
音無小鳥
えいっ!モミッ
音無小鳥
やったああああ!出てきた出てきた。ちゃんと位置が変わってる。
音無小鳥
瞬間移動...。すごいすごい。これがあれば引っ越し業者をつぶせるわ...。
音無小鳥
まあうちのプロダクションは引っ越しなんてしないけれど。
音無小鳥
未来「小鳥さ~ん。」
音無小鳥
あっ、未来ちゃん。どうしたの?
音無小鳥
未来「実は...。静香ちゃんが◯亀製麺にうどん食べに行ったんですけど...。」
音無小鳥
未来「お財布忘れちゃったみたいで。テーブルから出られずに困ってるみたいで...。」
音無小鳥
未来「私が走って届けに行けばいいでしょうか...。」
音無小鳥
そうねえ...。それは困った。
音無小鳥
あっ!これはもしかして、あのパワーの出番ではないでしょうか!?
音無小鳥
でも、どうやって静香ちゃんのところに届けよう...。
音無小鳥
そうだっ!タブレット端末から、G◯ogleマップでピン刺して...。
音無小鳥
そこに向かって左手の平を...あっ、いけるかも!
音無小鳥
未来ちゃん、静香ちゃんのお財布貸して。
音無小鳥
未来「え?小鳥さんを走らせるのは申し訳ないです...。」
音無小鳥
違うわ...
音無小鳥
小鳥ちゃんパワーよっ!!
音無小鳥
未来「...意味わかりませんけど、走らないのならお願いします。早く届けましょう。」つお財布
音無小鳥
行くわよ...。まず静香ちゃんの財布に向かって左手を向け、手のひらの真ん中を押す!モミッ
音無小鳥
よし...。消えた。次にタブレットに写る◯亀製麺に向かって...モミッ これでどうだ!
音無小鳥
未来「小鳥さん!静香ちゃんから電話で、お財布届いたそうです!何したのかわからないですが。」
音無小鳥
そう。まあ届いたならよかったわ~。(このパワー、もっと何かに使えるかも...!?)
(台詞数: 50)