音無小鳥
ふぅ、仕事も一段落ついたからコーヒーでも淹れましょうか。
音無小鳥
最近はシアター組のみんなも忙しくなってきて、一人の時間が増えたのよねぇ。
音無小鳥
ちょっと前まで騒々しかったのがウソみたい。
音無小鳥
あら?このノート……名前のところに「A」とだけ書かれているけど誰かの忘れ物かしら。
音無小鳥
ペラッ
音無小鳥
『○月×日 今日は散々な日だ。事務所に戻ったらHと一緒にS、K、Rの特別授業を受けた』
音無小鳥
『きっと成績は上がっているだろう。そうじゃないと困る。それにしても茜ちゃんはかわいい』
音無小鳥
ペラッ
音無小鳥
『○月△日 事務所の花見だった。SとEがとってくれた場所の景色は抜群だった』
音無小鳥
『Kが歌いだすのを止めたのはグッジョブだと思っている。噂によると、茜ちゃんはできる子』
音無小鳥
ペラリ
音無小鳥
『今日は事務所の野球大会。9回裏のSとSの投げ合いは見物だった』
音無小鳥
『エラーはしょうがない。あの球はライトのIじゃ捕れないよ。もちろん茜ちゃんは年下思い』
音無小鳥
ペラッ
音無小鳥
『今日はみんなを驚かそうと思ったが失敗した。Aがもっとすごい恰好をしていたのだ』
音無小鳥
『「マイガッ」と言っていたがそういいたいのはこちらだ。そして茜ちゃんはめげない子』
音無小鳥
ペラッ
音無小鳥
『今日はYから相談を受けた。どうやらSは自分に自信が持てず元気がないらしい』
音無小鳥
『お姉さんに任せなさいと言ってYを安心させた。さてどうしよう。あと、茜ちゃんは頼れる子』
音無小鳥
『Cからコロッケをもらった。そんなに口が軽いように見えるのか。仲間を信じてほしい』
音無小鳥
『みんなにはCがセレブな缶詰と普通の缶詰を買っていたことは黙っておこう。茜ちゃんは石地蔵』
音無小鳥
『Sを追っていたらMと合流したところを目撃した。二人で買い物とは珍しい』
音無小鳥
『自信なさげな顔をしていたSだったが、Mと話すうちに元気が戻ってきたようだ』
音無小鳥
『ついでにデパートに出店要請をしたが、Rにばれた。ちなみに茜ちゃんはくじけない』
音無小鳥
『Rのアートに落書きしたら褒められた。Rの感性は分からない。』
音無小鳥
『RはSに勉強を教えてもらったばかりのようで少し疲れていた。』
音無小鳥
『誰かのために頑張るSはいつも自信満々なのだが、どうして自分に対しては自信がなくなるのか』
音無小鳥
『P.S.茜ちゃんはperfect human』
音無小鳥
『今日は事務所で水鉄砲大会が開かれた。MとMと戦って圧倒的勝利だった』
音無小鳥
『もう一人の敵、AはSが倒したみたい。Aにあったら「S怖い。Rみたい」って泣いてたよ』
音無小鳥
『優勝?ナンノコト?ついでに言うと茜ちゃんは敵に花を持たせるタイプ』
音無小鳥
『女子会でSにこっぴどく怒られた。これでSが元気になるならそれはそれでいいかもしれない』
音無小鳥
『私が持ってきた人形焼きはもちろん好評だった。Kとは工場へ行く約束までした』
音無小鳥
『HとAとKはたくさん食べていたようだが、スケジュールを確認していないんだろうなぁ。』
音無小鳥
『一方茜ちゃんはスケジュール管理もできる、完璧なビジネスウーマン』
音無小鳥
『今日はYと人形焼き工場の見学に行った。思いっきり試食していて、楽しめた様で何よりだ』
音無小鳥
『ただ、Yに先日のSとRとのダイエット合宿の話を聞こうと名前を出したら、目から光が消えた』
音無小鳥
『そっとYの手から人形焼きを取ってあげた。関係ないけど、茜ちゃんは優しい子』
音無小鳥
『TからSのことについて何か知らないかと聞かれた。TもどうやらSのことが気がかりらしい』
音無小鳥
『折角なのでこれまでのことを話した。Tはしばらく考えると協力しますね~と言ってくれた』
音無小鳥
『さすがのあか…私でもできることには限度がある。そうだ、Bにも相談してみよう』
音無小鳥
「常識だけど、茜ちゃんはやっぱりかわいい」
音無小鳥
・・・パタン
音無小鳥
読んではいけない内容だったかしら。
音無小鳥
何回も出てくる「S」って人物を助けようとしているのよね、このあか…じゃなくて「少女A」は
音無小鳥
誰なのか分からないけど、上手くいくといいわね
音無小鳥
ガチャッ
音無小鳥
あら?紗代子ちゃんに茜ちゃんおかえりなさい。今、コーヒー淹れるから待っててね。
(台詞数: 48)