音無小鳥
P「すごいですよ音無さん!」
音無小鳥
P...関係者席に座った俺は、たくさんの人に埋め尽くされた会場を見て
音無小鳥
P...子供のように目を輝かせながら、一緒に来てくれている音無さんに声をかける
音無小鳥
P「こんなにもたくさんの人が、彼女達がステージに立つのを心待ちにしているなんて・・・」
音無小鳥
P「本当にすごいですよ!765Pは!!」
音無小鳥
そうですね
音無小鳥
でも、Pさんも、その765Pの一員なんですからね
音無小鳥
P「そうですけど、でも俺は何もしてやれていないですから」
音無小鳥
P「今目の前に広がっている光景は、彼女達と律子が作り出した景色ですよ」
音無小鳥
プロデューサーさん・・・
音無小鳥
あの・・・私はそんなことないと思いますよ
音無小鳥
P「音無さん・・・」
音無小鳥
今までの積み重ねが"今"なんですから、Pさんがそこにいない訳ないですよ
音無小鳥
P「どうやら俺は基礎的なことを忘れていたみたいですね・・・」
音無小鳥
P「こんなんじゃ・・・みんなに顔向けできませんね、すみません音無さん」
音無小鳥
いえいえ、大丈夫ですから、顔をあげてください
音無小鳥
P「はい!」
音無小鳥
あの、そんなことより、本当にいいんですか?
音無小鳥
P「何がですか?」
音無小鳥
今日、ここに来る事、あの子達に伝えていませんよね?
音無小鳥
P「ああ、その事ですか・・・」
音無小鳥
P「その事なら・・・はい、大丈夫です」
音無小鳥
きっとPさんが見に来ている事を知ったら、あの子達喜ぶと思いますよ
音無小鳥
P「そうですね、きっと喜んでくれると思います、というかそうであって欲しいです」
音無小鳥
P「でも、俺が今日見に来ている事を教えたら・・・」
音無小鳥
P「俺がいることを意識すると思うんです」
音無小鳥
P「俺の前だから、もっと頑張ろうとか、頑張らなくちゃ、とか・・・」
音無小鳥
P「変にプレッシャーを与えたくないんです」
音無小鳥
P「俺の為のステージにはしてほしくないんです」
音無小鳥
P「だから、教えなくていいんです」
音無小鳥
P「彼女たちは俺だけのアイドルじゃなくて・・・」
音無小鳥
P「彼女達は俺だけのアイドルじゃなくて・・・みんなのアイドルですから!」
音無小鳥
そうですね・・・
音無小鳥
Pさんは、今でもあの子達の事を第一に考えているんですね
音無小鳥
P「いえ、これは俺の我儘でもあるんですよ」
音無小鳥
P「Pとしても、一ファンとしても・・・」
音無小鳥
P「自然体なまま輝いている彼女たちの姿を見たいんです」
音無小鳥
P「やっぱ、それが・・・一番じゃないですか」
音無小鳥
うふふ・・・Pさんってば、本当にPさんなんですね
音無小鳥
P「どういう意味ですかそれは!」
音無小鳥
そのままの意味ですよー
音無小鳥
じゃあ、ライブが終わってから、彼女達に会いにいきませんか?
音無小鳥
きっと喜びますから・・・
音無小鳥
P「そうですね、終わってから、控え室にでも顔を出しにいきますか」
音無小鳥
P「一発ドカンとサプライズでもしますか!」
音無小鳥
うふふ・・・Pさんならある意味、本当にサプライズゲストになると思いますよ
(台詞数: 46)