星井美希
何それ難しそうなの。
双海真美
いやね、この前お姫ちんが言ってたんだけど。
双海真美
ミキミキ夜って知ってる?
星井美希
勿論知ってるの……
星井美希
あ、もしかして意地悪ナゾナゾとか?
双海真美
いやいや。
星井美希
あ、もしかしてアダルティーな話?
双海真美
そのままの意味だってば。それと同じようなポーズとるの止めて。
星井美希
あいわかったの。
星井美希
で、夜がどうしたの?
双海真美
真美さ、最近お仕事たくさんあるから、帰りが遅くなったりするんだけどさ。
星井美希
あー、あるある。ミキも帰る時はよく時間の進みが半分になるの。
双海真美
いやそんな風には遅くなんないけど、そうするとやっぱり周りがとっても暗いんだよね。
星井美希
あるある。皆希望をもたずただひたすらに明日が来ないことを祈ってるの。
双海真美
いやそんな風には暗くなんないけど、そしたら家の隙間とか、林とかが真っ黒でさ。
双海真美
なんか広く感じるっしょ?
星井美希
あー、あるあ……
星井美希
ってそれは共感出来ぬの!
双海真美
どういうつもりか知んないけど、一回も共感してないかんね。
星井美希
冗談抜きでその気持ちわかんないの。普通夜だったら逆に狭く感じない?
星井美希
というかさらに言うと広いも狭いも無いと思うの。
双海真美
やっぱそう?亜美も分かんないって言ってたし。
双海真美
でね、真美が夜にそう言う暗いところを見てると……
星井美希
見てると……?
双海真美
なんかこう……吸い込まれるというか、呼ばれてる気がするというか。
星井美希
あー、本格的に分かんないやつなの。
双海真美
んで、この心は何なのさーと、村上さんに聞いたら。
星井美希
いきなり新たな登場人物出さないで欲しいの星井だけに。
双海真美
うそうそ、ホントは村上さんのいとこの茂兵衛ちゃんに聞いたんだけど。
星井美希
誰のいとこの誰なの。
双海真美
お姫ちんがね。
星井美希
やっと知ってる人なの。
双海真美
お姫ちん「それは闇にあてられてるのでげす」
星井美希
知らないお姫ちんさんだったの。
双海真美
お姫ちん「あまり夜に辺りを見回すような事はしない方が良いですよ」
星井美希
ちょっと待っの!今更だけど怖い話?
双海真美
お殿ちん「闇が暗いのは当たり前で、よく分からないのも当たり前なら……」
双海真美
お右大臣ちん「どこに道があっても当たり前ですよ」って……
星井美希
……
星井美希
……真美の周りの訳知り顔で話す人物多すぎなの。
双海真美
で、しばらくは一人で帰らないように言われたって寸法よ。
星井美希
ふーん……
星井美希
ふーん……って、え。
星井美希
もしかしてミキが真美のボディーガードなの!?
双海真美
うん!取り合えず真美の前を歩いてくれたら良いんだって!
星井美希
あ、それならお安いご用なの!暗くなる前にさっさと帰るの!
双海真美
……そうだね。
双海真美
そろそろ辺りも良い感じだけど。
双海真美
ねえ、ミキミキ。
双海真美
どこから来たか、覚えてる?
(台詞数: 50)