高木社長
『ここに入るもの、一切のオギャみを捨てよ』…か。
高木社長
壁に刻まれた文字が罪深さを思い出させる。ここは765シアタープリズン。
高木社長
かつてアイドルを投獄する為の監獄は、アイドルへ罪を犯した者を収容する施設と変わった。
高木社長
今、ここいるのは少数だ。ここをもう一つの我が家だと言う松田君と、
高木社長
こっちの光熱費も払わなくてはいけないかと悩む音無君。そしてこの、私。
高木社長
どうしてこうなったのだろう。やはり、双海君までに留めておくべきだったのか。
高木社長
止そう。全ては終わったのだ。私の夢も、周防君のお山も。
黒井社長
…無様だな、高木?
高木社長
黒井!?何しに来た、まさかお前も周防君を…?
黒井社長
貴様と一緒にしてもらっては困るな。
高木社長
大神君あたりか?そう言えばお前は昔から大きい方が好みだったな。
黒井社長
そういう意味ではない!おい高木。貴様私と袂を分かってまで、こんな事をしたかったのか?
高木社長
そうだ、と言ったらどうする?
黒井社長
………
高木社長
安心しろ、私の夢はもう終わったんだ。これ以上お前を悩ませる事はしないよ。
黒井社長
ふん。誰がいつ貴様に悩まされたというのだ、負け惜しみもほどほどにしておけ。
黒井社長
餞別替わりに一つだけ、言っておいてやろう。お前が私に言った言葉を思い出せ。
高木社長
お前がママになるんだよ?
黒井社長
そっちではない!思い出せないと言うならそれまでだ。じゃあな、もう会うこともあるまい。
高木社長
…黒井のヤツ、いったい何がしたかったのだ。まぁいい、もうどうせ全ては。
高木社長
…いや待て。そうだ、あの時だ。あの日、私はたしかに黒井にそう言った。
高木社長
アイドルが好きすぎて生きるのが辛い、というアイツに、私は。
高木社長
そうだ。私はあの時、黒井にこうアドバイスしたのだ。そんなに辛いというのなら、いっその事
高木社長
お前自身がアイドルになることだ、と…
高木社長
…まだ、間に合うだろうか、いや大丈夫だ、合わせてみせる。
高木社長
そう思いながら私は、頭の中で『Cut.Cut.Cut』の振り付けを思い出していた…
黒井社長
見たか?あれが高木という男だ。
玲音
なるほど、面白そうね。いいわ、もし戦う事になれば必ず全力で相手してあげる。
黒井社長
その意気だ。頼むぞ、ヤツならばいつか、立ちはだかる可能性も無いとは言えんからな。
黒井社長
(高木…待っているぞ?)
玲音
ところで、それはそれとして。
黒井社長
なんだ?
玲音
どうして君は、私の胸部をずっと触っているんだい?
黒井社長
オーバーランクと言っても、胸囲はブルーバードレベルではないか。役員会議の議題だ。
黒井社長
そこで、この私が直々に調べているというわけだ。ありがたく思え?
玲音
………
玲音
奥義爆裂究極拳っ!!!
(台詞数: 37)