かつてのライバル
BGM
READY!! (M@STER VERSION)
脚本家
平沢ヒラリー
投稿日時
2017-11-07 00:51:14

脚本家コメント
KR元ネタ第二弾。ヤン室長がフェードアウトしたのは残念だった…

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高木社長
さて、と。帰るかな…ん!?
黒井社長
やっと来たか。
高木社長
どういう風の吹き回しだ、お前がこんな場所にいるなど。
黒井社長
貴様の所の社運をかけたプロジェクトとやらを見学しに来てやったのだ、感謝するがいい。
高木社長
相変わらずだな、お前は。
黒井社長
それはこちらの台詞だ。こんなものが本当に通用すると思っているのか?
高木社長
勿論だとも。思わなければ劇場など建てたりしないよ。
黒井社長
ヘナチョコ事務所ではプロデューサーもロクに雇えまい、あの人数をどう管理する気だ?
高木社長
やり方次第さ。彼の手腕には期待していいと思っているしね。
黒井社長
なんの根拠も無しに1人に全責任を押付けて、自分は高みの見物か?大した男だ。
高木社長
むろん、細心の注意は払う。彼を1人にするような真似は絶対にしないさ。
黒井社長
ふん、相変わらず理想論だけは一人前だな。
黒井社長
まだある。あのアイドル達だ。あんな小娘が本気でトップに立てると?
高木社長
ああ、そう思っているよ。
黒井社長
馬鹿馬鹿しい!田舎から出てきた小娘だの、なんの特徴もない中学生だの。
黒井社長
どう見ても小学生にしか見えない女に、子役崩れの小生意気な娘。
高木社長
……
黒井社長
成人組も酷いな、勘違いだらけの女に、セレブ気取り。グラビアを恥ずかしがるのまでいる。
黒井社長
こんな連中のどこに、トップアイドルを狙える要素がある?
高木社長
…………
黒井社長
どうした。正論を吐かれてぐうの音も出ないか?
高木社長
いや、黒井。お前…
高木社長
やけにウチのアイドル達に詳しいな?
黒井社長
ち、ちょっと耳にしただけだ!やつらの仕事が私の所とブッキングしたとのだから…
高木社長
いや、彼女達はまだこの劇場以外で仕事をした事は無いはずだが…
黒井社長
そ、そんなことは知らん。たまたまだと言っているだろう!
高木社長
…劇場にくるならひとこと言え関係者席ならいつでも手配するぞ。
黒井社長
ば、馬鹿を言え!私は多忙だ、わざわざこんなヘッポコ劇場に来られるわけがないだろう。
高木社長
そうか。
黒井社長
その通りだ。もう行くぞ、こんな所にいても時間を無駄にするだけだ。
高木社長
それは悪かったな、気を付けて帰れ。
黒井社長
当然だ。この私に万一の事があれば芸能界を揺るがす大事件だからな。
高木社長
分かった分かった、それじゃあな…あ、黒井?
黒井社長
なんだ?いちいち引き留めるな、忙しいと言っただろう。
高木社長
…当日券より予約した方が、安く入れるぞ?
黒井社長
ふ、ふざけるな。そんな事は知らん!もう行くぞ、今度は引き留めるなよ?
高木社長
じゃあな…やれやれ。あいつも変わらないな、本当に。
高木社長
…音無君?次の公演のチケットを一枚確保しておいてくれ。キミもよく知ってる男用だ、頼んだよ?

(台詞数: 38)