高木社長
おお!こんなところにいたのかね!
高木社長
そう、君だよ、君!他に誰もいないだろう。
高木社長
私はね、君に会いに来たんだよ。なぁに、悪い話じゃない。むしろ良い話を――
高木社長
おおっと!ちょっと待ってくれたまえ。少しぐらい話を。
高木社長
え、なぜここが分かったかって。
高木社長
私の情報収集能力を舐めてもらっては困るよ、キミィ。
高木社長
ここに素晴らしい能力を持った女性がいると聞いてきたんだ。色黒に集まらない情報はないんだよ。
高木社長
おっと、自己紹介が遅れてしまったね私はこういうものだ。
高木社長
そうだ、アイドル事務所の社長をやっているんだ。765プロというんだがね。
高木社長
おや、知らないのか。天海君たちも有名になったと思ったんだがなぁ。
高木社長
ふむ。ならば、やはり君の力が必要だ。
高木社長
実はだね、今度、我が765プロで新しい事業を立ち上げるんだ。これを見てくれ。
高木社長
そう、ライブシアターを立てて、アイドルたちの公演をやるんだよ。どうだ、面白そうだろう?
高木社長
そこでだ、君にもこのライブシアターの
高木社長
そこでだ、君にもこのライブシアターの……おい!?まだ話は終わってないぞ?
高木社長
なに?私なんかが役に立てるわけがない?そんなことはない。
高木社長
君の噂は聴いているよ。随分と人間離れした能力を持っているそうじゃないか。
高木社長
ぜひ、その能力を活かしてだねぇ。
高木社長
おいおいおい、随分と物騒なものを持ち出すねぇ。まぁ、落ち着きたまえ。
高木社長
おおっと!急に斬りかかるなんて私が色黒じゃなかったら大変なことになっていたよ。
高木社長
しかし、今の速さ、噂どおりだ。ぜひ、我が765プロに……
高木社長
んんん!?キミィ?一体どこに……
高木社長
……おおおっと!透明人間になっていたんだねぇ。私が色黒じゃなかったら気付かなかったよ。
高木社長
ふむ。やはり君はうちにくるべき人材だ。ぜひ、この契約書に……
高木社長
おおい!どこへ行くんだね!急に空を飛ぶだなんて、ズルいんじゃないか!?
高木社長
……ふぅ、追いついた。年寄りに無茶をさせるもんじゃないよ。私が色黒だから良かったものの。
高木社長
んん、どうしたんだね、目を丸くして。何かびっくりするようなことでもあったのかい?
高木社長
(ふむ……私の心を読んでいるのだね)
高木社長
(おや、そんなに驚くことだったかな?なに?気付かれるわけがないって)
高木社長
(色黒だからこれぐらいできて当然だろう。社会の常識だぞ)
高木社長
(とりあえず、話の続きをさせてくれないかな)
高木社長
いやいや、素直な子で助かったよ。そういうところもぜひ我が765プロに必要な能力だ。
高木社長
そうだな、仕事内容の説明をしていなかったね。実は君にはこれを使って欲しくてね。
高木社長
そうだ、そうだ!話が早くて助かるよ。これを使ってアイドル諸君のスナップを取って欲しいんだよ
高木社長
君の能力は先ほど十分に見せてもらった。
高木社長
あの速さなら自転車と並走しながら写真を撮れるだろう。
高木社長
透明になれば、鏡に映ることなく、そしてお風呂の写真だって撮れるだろう。
高木社長
さらに空を飛ぶ能力を組み合わせればどんなアングルあって自由自在!
高木社長
心を読む能力を使えば夢の中の写真だって撮れるんじゃないかい?
高木社長
いやぁ、君に出会えてよかったよ。
高木社長
おっと、そういえば君の名前を聞いていなかったね。
高木社長
ふむ、早坂そら君か、いい名前だ。
高木社長
それじゃあ、今度、ウチのアイドル達を紹介するからこの日までにここへ来てくれたまえ。
高木社長
我が765プロは君のことを持ってるぞ~
(台詞数: 44)