黒井社長
(私は所用でバスに乗っていた。席に座っていると、後ろから肩を叩かれた)
黒井社長
(振り返ると、そこには年老いた男が立っていた)
高木社長
そこの人、ナッツはいらんかね?
黒井社長
(見ると、男が持っている籠にはヘーゼルナッツやアーモンド等、様々なナッツが入っていた)
黒井社長
では、頂こうか
黒井社長
(男は私に一掴み程のナッツを渡すと、自分の席に戻って行った)
黒井社長
(貰ったナッツを食べた数分後、また肩を叩かれた)
黒井社長
(振り返ると、先程の男がまたナッツを持って立っていた)
高木社長
そこの人、ナッツはいらんかね?
黒井社長
頂こうか
黒井社長
(貰ったナッツを食べた数分後、また肩を叩かれた)
黒井社長
(……またナッツの誘いだった)
黒井社長
(さすがに不思議に思い、私はその男に尋ねた)
黒井社長
おい貴様、何故自分で食べないのだ?
高木社長
生憎、私は歯が悪くてね。食べたくても食べられないのだよ
黒井社長
何ぃ?では、何故自分で食べられない物を買うのだ?
高木社長
あぁ、それはね、そのナッツの周りに付いているチョコレートが好きだからだよ
(台詞数: 17)