高木社長
これでよし……、っと
高木社長
皆さんが咲かせた おばあさんの花。庭に植え替え、後は私が面倒をみます。
高木社長
…………
高木社長
おばあさんの花、町のあちこちでも咲いていたな。
高木社長
そして、咲かせてくれた人達がいきいきと暮らしていた。
高木社長
あの店で元気をもらって、さらに町の人みんなからも元気をもらえるとはね。
高木社長
[仏間に向かい、おばあさんの写真が入った写真立てを持ってくる]
高木社長
どうだい、おばあさん。この花は、町の人達が咲かせてくれたんだよ。
高木社長
綺麗だよな。みんなの愛情を感じないか?
高木社長
私は、この町の人に恩返しをしたいのだが、どうしたらいいかな?
高木社長
…………
高木社長
やっぱり、それしかないかな。
高木社長
夏に咲く花は、なにがいいかな?やはりヒマワリだろうか。
高木社長
では、早速種をまかないとね。おばあさんは、そこで見てておくれ。
高木社長
…………
高木社長
「皆さん こんにちは、瑞希です」
高木社長
「おじ様、元気になってよかったです」
高木社長
「おじ様が元気になったその後も、『リユース』には誰かが何かを置いていき、」
高木社長
「そして何かを持って帰ります」
高木社長
「……そう。見えるものも、見えないものも」
高木社長
「そんな互いに生かされながら、生きているを感じることができる『リユース』、」
高木社長
「よろしければ、一度いらっしゃってください。……待ってるぞ」
高木社長
『おしまい』
(台詞数: 23)