天海春香
ただいまもどったよ!
如月千早
春香!!お前、どこに行ってたんだ!心配してたんだぞ!
北沢志保
(良かった…。春香さん、元気そう)おかえりなさい…。また会えて、すごく嬉しいです。
天海春香
まぁまぁ話は後だよ。それよりほら、ちょっと早いけど、志保ちゃんにクリスマスプレゼントだ。
北沢志保
随分と大きな袋ですね…。何が入ってるんですか??
天海春香
いいからいいから。実はその為に出掛けてたんだ。開けてみてよ。
如月千早
……!?!?
如月千早
志保ちゃん!!開けちゃダメだ!
北沢志保
春香さんからのプレゼント…。何が……………
北沢志保
ひぃっ!!うっ!ゲホッ!
天海春香
そいつだろ?志保ちゃんをこんな目に合わせた奴。
如月千早
……何を考えてるんだ。何をしたか、わかっているのか…?
天海春香
構わんだろう。害虫を駆除しただけだ。
如月千早
おい…。ふざけるなよ。例えどんな理由であろうと、人が人を殺していい訳がない。
天海春香
…。関係ない。私は、志保ちゃんをこんな目に合わせた奴が生きている事が許せなかっただけだ。
如月千早
気に入らなかったら殺す…。見損なったぞ。君はもっとスマートな人間だと思っていたよ。
天海春香
文句があるのか?こいつを放っておいて、またこういうことが起きてもいいっていうのか?
天海春香
おい。千早ちゃんは志保ちゃんをなんだと思ってるんだ。
天海春香
そんな軽い気持ちで志保ちゃんを、預かっていたのか?どうなんだ?
如月千早
私はな、志保ちゃんを思ってした行動がこんな形であることが許せないんだ。
如月千早
君は一線を超えてしまった。残念だがもう戻れない。
如月千早
何でだ…。こんな事したらどういう結果になるわからない君ではないだろう?
天海春香
まるでこいつを殺した事が間違ってるみたいな物言いだな…。
如月千早
わからないのか…?その通りだ。君のした事は、間違っている。
天海春香
ああ…。今のでわかったよ。君が志保ちゃんの事をどう考えているのか…。
天海春香
それ以上余計な事喋ると、お前も殺すぞ…?
北沢志保
止めて!!もう止めて下さいっ!
如月千早
…。
天海春香
…。
北沢志保
春香さん……っ!一体、どうしちゃったの…?何があったの…?(ポロポロ)
北沢志保
前の春香さんに戻って下さい…。私、今の春香さん……怖い…。
天海春香
志保ちゃん………。
北沢志保
春香さん…っ。私、嬉しくありません…。私のせいで春香さんの手が汚れてしまうなんて…。
北沢志保
大好きな春香さんの手を汚してまで、私、生きていたいと思いません…。
北沢志保
春香さん…っ、何で、何でこんな事しちゃったの…?うぅ…。グスッ…。
如月千早
志保ちゃん…。
天海春香
………。そうだ、そうだよな……。わかってたんだ、こんな事、志保ちゃんの為にならないって…。
天海春香
でも…。ボロボロになった志保ちゃんを見て…、きっと私はどうかしてしまった。
天海春香
頭の中がぐちゃぐちゃになって…。志保ちゃんをこんな目に合わせた奴が許せなくなって…。
天海春香
私が…この手で殺したい。殺さなきゃ気が済まない…って思ってしまった…。
天海春香
志保ちゃんがどう思うか…考えられなかった…っ!…ごめんっ。ごめんね、志保ちゃん…。
天海春香
君の為、君の為…って自分に言い聞かせて、自分の憎悪をこいつにぶちまけただけだった…。
天海春香
志保ちゃん…っ。私は、私は……どうしたらい…?自分ではもう…わからない……。
北沢志保
春香さん……っ。大丈夫です。私が、私達がついてます。春香さんいつも言ってるじゃないですか。
北沢志保
なるようになるって…。
北沢志保
でも、ここで誓って下さい。どんな事があっても、もうこんな事しないって……。
天海春香
うん…っ、うん…!ごめん…、ごめんね志保ちゃん…。ありがとうね…っ。
如月千早
ふふ。その顔だよ春香…。しょうがないな…。この件は私に任せなさい…。処理しとくから…。
如月千早
私は出掛けるから、今日は二人でたくさんお話をしなさい。今しかできない話もあるだろう?
天海春香
すまない…。迷惑かける…。二人とも、本当の本当に…、ありがとう。
(台詞数: 50)