秋月律子
えーと、じゃあこっちの現場にはプロデューサーに行ってもらって……
秋月律子
あ、ダメね。これだとプロデューサー分身しないと仕事できないわ。
秋月律子
あ、でもこれを機に殖えてもらう術を身につけてもらえば今後の仕事も……
秋月律子
えーと、どこかの里で免許取得する費用は……今の季節伊賀が安いのかしら……
秋月律子
ふぅ……何言ってるのかしら私。
菊地真
……律子疲れてるね。
星井美希
美希だったらとっとと寝てるレヴェルなの。
菊地真
なんとかしてあげたいけど、ああいうジャンルの問題はボク達にはどうしようもないし……
星井美希
いんや、ここで引き下がるべきに非ずの!急がば真っ直ぐ進むの!
菊地真
ちょっと美希!今律子忙しいんだから、また怒られるよ?
星井美希
大丈夫なの!なんせ今日はミキの日、権限がいつもより高いの!りつこー!
秋月律子
こら!毎度の事だからそろそろこの件も億劫になってきたけれど「さん」をつけなさい!
星井美希
そんな!律子に酸をつけたら中和されて食塩が!
秋月律子
私は水酸化ナトリウム水溶液じゃないわよ!
菊地真
そのパターンは初めて見たよ。
星井美希
それはそうと何やらお疲れな様子なの。助太刀致したいの。
秋月律子
あらありがと。でも今は裏方の仕事だから、美希は美希に出来ることをやってちょうだい。
星井美希
むむ、でも今ミキ休憩中だよ?出来ることってなんなのなのなのなのなの?
秋月律子
そう、つまり今はゆっくり休みなさいってこと。その時がきたらしっかり働いてもらうから。
星井美希
……あしらわれたの。
菊地真
言わんこっちゃない。ほら、邪魔になるから大人しくしとこうよ。
星井美希
こうなったら奥の手なの!何がなんでも役立ってみせるの!
星井美希
律子、さん!お仕事終わったら……ミキのこと、好きにしていーよ。
秋月律子
……
秋月律子
……それは何のつもり?
星井美希
そんな、プロデューサーと小鳥の時はこの手で作業効率を上げられたのに!
秋月律子
まあ、あの二人をシベリア支社(無いけど)へ飛ばすのはまた別のお話って事にして。
秋月律子
なんだか今日はやけにグイグイ来るわね。何かあったの?
星井美希
律子さん。今日は何の日か思い出して欲しいの星井だけに。
秋月律子
いやそれは勿論分かってるわよ。パーティーはちゃんとこの後開くから安心して良いのよ?
星井美希
だからね、今日はミキの好きなような一日になって欲しいと思ってるんだ。
秋月律子
あー、大体分かってきたわ。
秋月律子
気持ちは分かるけど、美希。私の仕事もあなたが活躍できる為に必要な事なのよ?
星井美希
あー全然分かってないの。ぷいっなの!
菊地真
あ、美希。上手く行って……無さそうだね。やっぱり諦めた方が良いんじゃない?
星井美希
真君、今日はミキの生まれた日なの。あ、正確には生まれた日から何周年記念日なの。
菊地真
いやそれは知ってるけど、でも律子が忙がしいのもしょうがないし。
星井美希
うーん。ミキはミキの為にこんなことやってるわけじゃなくて。
星井美希
あ、いやいや。でも結局ミキの為になるのかな。はぁ、考えすぎたら眠くなってきたの。
星井美希
まあ、とりあえず次の作戦を練るの。
菊地真
あれ、寝ないの?
星井美希
だから、今日はミキの好きなような日になって欲しいの。だからミキが頑張らないと。
菊地真
そう、じゃあ話を戻すけど。どうしてそこまでして律子を机から引き離したいの?
星井美希
律子、さんって。仕事してる時もとってもキラキラしてるの。
星井美希
きっといつもミキ達をキラキラさせる事しか考える事が無いの。女の子としてどうかとも思うけど。
星井美希
でもきっと、それが律子までキラキラさせてるんだと思うの!キラキラ万歳!
星井美希
……でもね、今日の律子はそうじゃなくて。何か変な事で頭がいっぱいになってるの。
星井美希
……そんなの律子じゃないの。
菊地真
…………
菊地真
美希が事務所に入ってくる前の話なんだけどさ。
(台詞数: 50)