歌姫を始めて収めた日
BGM
祈りの羽根
脚本家
澪蓮(みれん)P
投稿日時
2017-09-28 22:22:52

脚本家コメント
一月ぶりぐらいにドラマ書きました。
以下は個人的駄文です。
1ヶ月ほど書いてなかったのはミリシタで風花さん手に入れるのにとんでもなく神経使ってしまったんでドラマシアター思いつかないぐらいに脳が疲れてしまってて…その間に今の連載とか過去作に疑問感じて…で、自分なりにドラマシアターの断捨離しました。連載途中で止めてしまって申し訳ないです…次からは、そこは気をつけます。
これから更新ペースは本当にマイペース思いつきのまま書いていくと思いますが、これからも宜しくして頂ければ幸いです。

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早坂そら
…今日も、私はシャッターを無言で押していた。
早坂そら
残酷な現実、それが私の生きる為の飯の種だった。
早坂そら
大人になればなる程知っていく世界の現実。
早坂そら
それらから目を背けず生きていこうと思った時には大学を辞め、カメラ片手に飛行機に乗っていた。
早坂そら
世界は、不条理で溢れている。
早坂そら
そこに介入する事を許されず傷付く人々を、私は収めていった。
早坂そら
当然、そこには笑顔などない灰色の表情。
早坂そら
これをコーヒー片手に呑気に見ている日本人はどう思うのだろうか?
早坂そら
自国への皮肉に苦笑していると、瓦礫の町から歌が聞こえてきた…。
早坂そら
…その歌は、年端もいかぬ少女が片言の日本語で歌っていた。
早坂そら
…気付いた時にはシャッターを連打し、その上手いとも言えぬ元気な歌声に魅了されていた。
早坂そら
…歌い終わった少女に、私は脳髄が考えるより先に声をかけていた。
早坂そら
『なんでそんな笑顔で歌えるの?」と。
早坂そら
少女はさも当然のように答えた。
早坂そら
『わたし、ジャパンのアイドルになりたいの!』
早坂そら
『アイドルって戦争も止めるぐらい素敵に歌ってるんだもん!』と。
早坂そら
何をアニメみたいな事をと心の中で思った私を見透かしたかのように、少女は頰を膨らませる。
早坂そら
『ウソじゃないよ!なら、また歌うからそこで見てて!』
早坂そら
そう言われた私は横に座らせられ、瓦礫の中の野外コンサートの客にさせられた。
早坂そら
…次の曲は、先程と間逆のバラード。
早坂そら
やはり片言でお世辞に上手いとも言えない。
早坂そら
…だが、私の頰を熱いものが伝っていた。
早坂そら
曲の終わり頃にはギャラリーが増えており、見回りの兵士も銃を置いて聞き入っていた。
早坂そら
…ここまで心を惹き付けるアイドル、とは何なのだろう?
早坂そら
私は日本の何を見ていたのだろう?
早坂そら
一刻も早く帰国して調べたい気持ちに狩られながら、私は少女にファインダーを向け続ける。
早坂そら
少女は歌い終わるとペコリとお辞儀をして満面の笑みを浮かべる。
早坂そら
…その表情に、異国の言葉で私は声をかける。
早坂そら
『その表情良いですね!』と…。

(台詞数: 29)