星井美希
すぅ… すぅ…
七尾百合子
美希さん、本当にいつでもどこでも寝てますね。もうすぐレッスンなんだけど、大丈夫かな?
星井美希
すぅ… おにぎりの中に…おにぎり…
七尾百合子
……具がおにぎりってことかな?どんだけおにぎり好きなんだろう…。
星井美希
も…
七尾百合子
も…?
星井美希
も…
星井美希
も…モンテスキュー!!!
七尾百合子
!!!?
星井美希
………はっ!
星井美希
なんだ……夢だったの……。
七尾百合子
(どんな夢を見てたんだろう…。)
星井美希
あ、おはよーなの百合子。
七尾百合子
おはようございます美希さん。もうすぐレッスンの時間ですよ?
星井美希
ミキね、夢を見てたの。
七尾百合子
どんな夢だったのか、すごい気になります…!
星井美希
あのね、ミキが夢の中で寝てたの。
七尾百合子
(全然寝言とあってないのですが!)
星井美希
それでね、ミキはそれを少し離れたところから見てるの。
七尾百合子
えっと、美希さんが夢の中で寝てる美希さんを見てたってことですか?
星井美希
そうなの!でもこれってすっごくおかしいの!
星井美希
目の前でミキが寝てるのに、ミキはそれを見てるんだよ?
星井美希
じゃあミキを見てる「ミキ」は誰なの?それとも寝てる「ミキ」が違う人なの?
七尾百合子
もうわけがわからないですね、それ…。
星井美希
うーん、これは自分の存在に対するアンチテーゼなの…。
七尾百合子
アンチテーゼですか…///(うっとり)
秋月律子
(まーたわけかんないこと言ってるわね、ったくあの子は…)
秋月律子
美希ー、早くレッスン行きなさーい!プロデューサーに怒られるわよー!
星井美希
本当にハニーに怒られるなら、ちょっとくらい遅れてみても…///
秋月律子
先に私が怒ろうか…?
星井美希
それではレッスン行ってきますなの、律子軍曹!(ダッ!)
秋月律子
誰が軍曹よ!
七尾百合子
……律子さん、美希さんが見た夢、どう思います?
秋月律子
夢なんてそんなもん…って、言ってしまえばそれまでなんだけどねぇ。
秋月律子
でも百合子、夢にはこういう説があるの。
秋月律子
「夢で見る景色や人物は、自分が今まで見たものから構成されている」
七尾百合子
つまり、全く知らないような風景でも、見たことあるもので出来てる、ということですか?
秋月律子
たまに夢で「知ってる場所だけど何かが違う」と思ったりするのはそういうことらしいわよ?
七尾百合子
ということは、美希さんが夢で見た寝ている「美希さん」は、本人が何処かで見たことあると…。
秋月律子
大方、写真かテレビでしょうね。
七尾百合子
へぇ〜 夢ってすごいんですね。
秋月律子
まぁでも、一説に過ぎないけどね。夢なんて未だ研究段階のものだから。
七尾百合子
もし、律子さんの話した説が本当だとして、いろんな漫画やアニメ、映画を見ていれば…
七尾百合子
夢の中で第三の目が開眼して、黒龍の痣がある右手から【邪王炎殺黒龍波】を放ったり…
七尾百合子
『リク・ラク・ララック・ライラック』と詠唱して氷や闇の魔法を使ったりできるわけですね!
秋月律子
百合子、それは夢見過ぎよ…。
(台詞数: 46)