大神環
終わっちゃったね…私の…アイドルとしての最後のライブが。
大神環
はぁ～…こうして誰もいない会場を見て回るとさっきまでの盛り上がりが嘘のようだね。
大神環
でも嘘じゃない。さっきまでの歓声は本物。私の胸の中でそれがいつまでも鳴り響いてるよ。
大神環
ね、プロデューサーはどうだった?私のライブ、どう思った?
大神環
今までで一番最高だった?えっへへ、そうでしょ、だって今までで一番頑張ったんだもん。
大神環
じゃあもう一つ聞いていい?
大神環
プロデューサーはどうしてそんなに悲しい顔をしてるの?
大神環
私のライブが観られないから?私をプロデュースすることができないから?
大神環
もう!プロデューサーがそんなんでどうするの!?
大神環
始まりがあれば終わりもきっとくるって言ってたのプロデューサーでしょ。
大神環
もっとシャキッとしてよ、私のプロデューサーなんだからさ。ね。
大神環
私のおかげで元気出てきた?当たり前でしょ。私は誰でも助けるヒーローなんだから。
大神環
でもそっかぁ。もうヒーローのお仕事もできなくなるんだよね。そこまで考えてなかったなぁ。
大神環
寂しいかって?
大神環
全然!
大神環
全然!って言ったら嘘になるよ。ヒーローは私の憧れだったし、大好きだったから。
大神環
でももう大丈夫だよ。私がヒーローを引退しても可愛い後輩達が引き継いでくれるからさ。
大神環
それに…他にやりたいこともできたし…。
大神環
あれ～?どうしたのプロデューサー?もしかして私のやりたいことを知りたいの?
大神環
どうしよっかな～?教えてあげようかな～?でもな～…。
大神環
な～んてね、そんなに心配しなくてもちゃんと教えてあげるってば。
大神環
でもちょっと待ってね。
大神環
すぅ…はぁ…
大神環
よし。
大神環
っと、その前にさ、私がいいって言うまで目を瞑っててもらってもいい?
大神環
うん…ありがとう。
大神環
あのね、私が…
大神環
たまきがね…ヒーローよりもやりたいこと…
大神環
それはね…
大神環
(ちゅっ)………。
大神環
おやぶんのヒロインになることだよ。くふふ♪
(台詞数: 31)