北沢志保
もしあなたがプロデューサーさんの事を本気で好きなのだったら...今すぐ身を引きなさい。
伊吹翼
...えっ...?
伊吹翼
(身を引けって...)
伊吹翼
(身を引けって...プロデューサーさんのことをあきらめろ、ってこと?)
伊吹翼
...どうしてそんな事言うの? ...まさか志保ちゃんもプロデューサーさんのこと...
北沢志保
...確かに、プロデューサーさんには少し思うところはあるけど...そういうことじゃないわ
北沢志保
ただ...プロデューサーさんとこれ以上、親密になるのはよくないと思うの...お互いにね
伊吹翼
(優しい言い方だけど、少しムッとした...そんな言い方しなくたって...)
伊吹翼
...まるで、あきらめろって言いたそうだね。 ...言うなら、ハッキリ言って欲しいな。
北沢志保
...別に、私は恋愛がダメとか、そんなことは正直どうでもいいし、したっていいと思ってる。
北沢志保
でも他人に迷惑がかかるなら...自分で責任を負えないならやめといた方がいいわよ。
伊吹翼
(志保ちゃんがお説教みたいに言う...まるでわたしが悪いみたいじゃん...)
伊吹翼
...そんなのわたしの勝手じゃん。 みんなに何が関係あるの?
北沢志保
あるわよ、例えば...そうね、プロデューサーさんの事が一番いいかしら。
伊吹翼
プロデューサーさんの...こと?
北沢志保
最近、あの音楽祭や、他の子の仕事とか...とにかく仕事が手一杯だったんでしょうね。
北沢志保
最近は休憩中、ずっと寝てるみたいよ...それこそ、ご飯も食べないでね
伊吹翼
で...でも...そんな姿、わたしもだけど他の子からも聞いてない...
北沢志保
はぁ...そんなこともわからないで、わたしのプロデューサーさん、なんて言ってたのね?
北沢志保
...ある人が言ってたの...プロデューサーさんは天才なんかじゃない。
北沢志保
想像できないくらいの苦労と努力をひたすら積み重ねて...今の立場なんだって。
北沢志保
笑顔で、明るく振る舞ってるのは、誰よりも辛い事を知ってるからって...
伊吹翼
(プロデューサーさん...他のみんなにはそんな姿を見せないでずっと一人で...)
北沢志保
...プロデューサーさんは翼の事をすごく評価してるの。...正直、悔しいくらいだわ。
北沢志保
あなたはそんなプロデューサーさんの好意に、ただ駄々こねて甘えてるだけ...わかる?
伊吹翼
...っ...!!
伊吹翼
(志保ちゃんの、強い言葉に言いかえせない...そっか...そうだよね...)
伊吹翼
(わたし、ずーっとプロデューサーさんに頼ってばっかだったんだ...)
北沢志保
...少し言い過ぎたわ...ごめんなさい。 ...もちろん、それ以外にもあるのよ。
北沢志保
私達は今、勢いに乗ってる...当然、それをよく思わない人もいるらしいの。
北沢志保
プロデューサーさんは上手く立ち回ってくれているけど...それでも限界はあるわ。
北沢志保
日頃から、私達が気をつけて、プロデューサーさんの力にならなきゃね、翼?
伊吹翼
...志保ちゃんがらしくないこと言ってるの...聞いたことないかも。
北沢志保
そんなことないわよ...私だって、765プロの一員なんだから...
伊吹翼
えへへ...志保ちゃんの照れかくし、カワイイなぁ~♪
北沢志保
もう...ふふっ。 ...ごめんなさい、翼。 もうそろそろ弟を迎えにいかなきゃ。
伊吹翼
うん、それじゃまた明日! 志保ちゃん♪
伊吹翼
(志保ちゃんを見送った後...少しテーブルで考えてみた...)
伊吹翼
(...プロデューサーさんにもう負担ばかりかけさせたくない...!!)
伊吹翼
(...さみしいけど...少し、プロデューサーさんと距離を取らなきゃな...)
伊吹翼
───
北沢志保
うん、そう...もうすぐ行くから、プロデューサーさんのお兄さんと遊んでてね...。
北沢志保
...絶対に...
北沢志保
...絶対に...負けられないんだから...
(台詞数: 44)